さあ、三次元である。

 三次元は、縦・横・幅の世界である。
山田隆文の歯医者さん日記

 こんな感じ。
 飛行機ができてから、人間だって、ようやく3次元に住める。
 自由度は増した。
 世界は、どんどん、近く、狭くなった。
 インターネットもできて、リアルタイムで世界中の情報が手に入る。

 さあ、人間の意識は否が応でも拡大する。
 これまでは、地域のごく限られた情報だけで暮らしていた。
 村社会である。
 でも、他の地域の情報が入る。
 自分との違いを知ることができる。
 と、客観性が出てくる。
 自分の立ち位置を、別の角度から眺めることができる。
 (まあ、まだまだ、できない人も多いですけど……)

 さあ、もっと、進んでみよう。
山田隆文の歯医者さん日記

 時間の流れを加えてみる。
 現実のアリさんが居る。
 ちょっと前の過去のアリさんも居る。
 ずっと前のアリさんも居る。
 まだ起こってはいないが、ちょっと未来のアリさんも居る。
 ずっと先のアリさんも居る。

山田隆文の歯医者さん日記

 私たちの思考は、時間にも、空間にも囚われない。
 過去も、現在も、未来も、考えることができる。
 もし、思い浮かべれば、宇宙の果てにだって、瞬時に行ける。

 蓋然性の壁だって越える。
山田隆文の歯医者さん日記

 たくさんの、可能性の未来を見つめることもできる。

山田隆文の歯医者さん日記

 もっと、もっと、意識を拡大させる。
 地球は、直径10万光年の銀河系の第三渦状枝の片隅の恒星系のひとつにある。
 銀河系だけで、1000億の恒星系がある。

山田隆文の歯医者さん日記

 銀河だって、ひとつではない。
 隣には、宇宙戦艦ヤマトが向かっているマゼラン銀河(昔は星雲と言ったけど、今は銀河)もある。
 アンドロメダ銀河もある。
 それも、また、局所銀河群に属している。
 その銀河群も、直径数億光年のダークマターの泡の壁に沿って並んでいる。
 観測された一番遠くの銀河は150億光年。

 でも、ホーキングさんの頭の中はもっと広い。
 その宇宙は、ビッグバンのときに、エネルギーから変換された。
 物質化するときには、正と反の物質に分かれる。
 それが、泡のように拡大し、やがて、収縮期に入り、再び、一点に終息する。
 その宇宙はひとつきりではなくて、時間の流れの中で、次々と現れて、次々と消えていく。

 でも、五次元も、六次元も……。
 もっと先もある。
 一二次元まであるといった人もいる。

 さあ、アリさんの人生を考えてみよう。

 宇宙の中の一点である。
 ちっぽけ?
 でも、無限の可能性を秘めている。

 さあ、あなたは、あくせく働く働きアリさんを選びますか?
 それとも、もっと、自由に壁を乗り越えますか?