ディズニーといえば、ホスピタリティが代名詞だ。
 だから、研修旅行もディズニーシーに行った。

 ホスピタリティとサービスの違い。

 サービスとは、
『経済用語において、売買した後にモノが残らず、効用や満足などを提供する、形のない財のことである。第三次産業が取り扱う商品である。』
 (http://ja.wikipedia.org/wiki/サービス)
 サービスは目に見えない。
・同時性
・不可分性
・不均質性
・非有形性
・消滅性
という、5つの要素である。

 一方、ホスピタリティは、ホスピスを語源とする。
 ホテルも病院も、同じ語源。
 日本では、おもてなしである。
 だから、商品ではない。

 まあ、ディズニーのホスピタリティだって、20数年も経つと、残念ながら徐々にサービス化してきているが、それは、また、どこかで。

 問題は、こちらである。

『スカイマークの「サービス・コンセプト」に賛否両論』
 (2012.06.01 18:30:00 記者 : 夕刊ガジェット通信 カテゴリー : 政治・経済・社会 タグ : 夕刊ガジェット通信)
 http://getnews.jp/archives/223159

 つまり、スカイマークは、格安運賃である。
 だから、電車やバスみたいに、自分でやってね。
 そういうことである。

1.お客様のお荷物はお客様の責任にて収納をお願いします。
  客室乗務員は収納の援助をいたしません。

2.お客様に対し、従来の航空会社の客室乗務員のような丁寧な言葉遣いを
  当社客室乗務員に義務付けておりません。
  客室乗務員の裁量に任せております。
  安全管理のために時には厳しい口調で注意することがあります。

3.客室乗務員のメイク、ネイルアート、ヘアスタイルに関しては「自由」にしております。

4.客室乗務員の制服は会社支給のウィンドブレーカー、ポロシャツのみ義務付け、
  それ以外は「自由」にしております。

5.客室乗務員の私語について苦情を頂くことがありますが、
  客室乗務員は保安要員として搭乗しており、 接客は行わないものと位置付けております。
  お客様に直接関わり合いのない苦情についてはお受けいたしかねます。

6.幼児の泣き声等の苦情は一切受付けません。
  航空機とは密封された空間でさまざまなお客様が乗っている乗り物であることを
  ご理解の上でご搭乗いただきますようお願いいたします。

7.地上係員の説明と異なる内容のことを客室乗務員が指示することがありますが、
  そのような場合には客室乗務員の指示に従っていただきます。

8.機内での苦情は一切受け付けません。
  ご理解いただけない場合は定期運行順守のため退出いただきます。
  ご不満のあるお客様は、
  「スカイマークお客様相談センター」あるいは 「消費者庁消費生活センター」へ
  連絡されますようお願いします。

だそうである。

 つまり、バスや電車以下……。

 もはや、移動のための箱である。

 まあ、アメリカでは、立ち席に近い超過密シートの格安飛行機もうあるそうだ。

 サービスやホスピタリティを選ぶのか、それとも、格安か。
 まあ、基本的には、お客様の自由である。

 個人的には、カプセルホテルみたいな寝台飛行機があれば……(笑)。