山田隆文の歯医者さん日記

 1か月前に、虫歯で左下の奥歯を削った。
 今日、ようやくインレーがセット。
 またまた、知り合いの歯科技工士さんに、作って貰った。
 (今日は、iPadで撮ってみたら、けっこう、接写もきくことがわかった)
 咬み合わせがきつく、咬合力も強いので、今回も20k(20金)のゴールドインレーと、あいなった。
 20kだと、延展性があるので、マージン(歯と詰めものの境目)がぴったりと擦り合わせることができるし、適度に、咬合力で磨り減るので、咬み合わせも、しっくりしてきて、個人的には、けっこう好きである。
 さすがに、TeC(仮歯)が入っていたとはいえ、1ヶ月経つと歯も寄ってくる。
 なので、調整にはちょっと時間も掛かる。
 で、セット!

 ところが、一本治すと、今度は、他の歯の咬み合わせが、気になりはじめる。
 特に、20年以上も前に、同級生のドクターにいれてもらった、メタルボンド(セラミックの歯)が高い。
 セラミックは、お茶碗にも使われている、瀬戸物である。
 歯よりも硬い。
 だから、他の歯は、適当に咬耗(磨り減ること)してきたのだが、この歯だけは磨り減らないで残ってしまったから、側方運動時に引っ掛かるのだ。
 つまり、顎を横にずらすと、強くぶつかる。
 顎関節の弱い人は、顎関節症になってしまうかもしれないが、幸い、意外と丈夫な顎である。
 まあ、全体的に調整して、かなりすっきりした。

 患者さんの気持ちもわからなければならない。
 という経験でした。