山田隆文の歯医者さん日記

 毎年、この時期になると、前年度の学生による授業評価アンケートの結果を、全教員に配布をする。
 と、歓声の上がる教員も居る。
 「え~っ!」という教員も居る。
 無言まま押し黙る教員も居る。
 そして、クレームを言う教員も居る。
 「学生に、教員を評価できるのか!」
 そんな教員に限って、学生の評価は低いが、誰とは言わない(笑)。

 って、うちだけかと思ったら、そうでもない。
山田隆文の歯医者さん日記

 「授業を変えれば大学は変わる」なんて本がある。
  安岡 高志 (著), 三田 誠広 (著), 生駒 俊明 (著), 滝本 喬 (著), 香取 草之助 (著)
  http://www.amazon.co.jp/授業を変えれば大学は変わる-安岡-高志/dp/4833490366/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1336719370&sr=8-1
 いつもながら、廃版のようだ。

 ここには、もっとひどいことが書いてある(笑)。
 怖いもの見たさに、紐解いてみたい方にはおすすめである。

 でも、もう、学生による授業評価アンケートは全国規模である。
 これをしなければ、補助金だって減らされる。
 するのが当たり前。
 公表するのが当たり前の時代である。
 なので、四の五の言わないで、素直に、自分の講義を見つめ返して欲しい。

 個人情報もあるので、この図は、わたしの口腔外科の結果。
 評価項目はこうである。

講義
 1  出席状況は良かったか
 2  レポートなどの提出状況は良かったか
 3  ノートはきちんととれたか
 4  授業時間以外に講義内容を自分で調べたか
 5  国家試験について意識したか
 6  休講は少なかったか
 7  先生の声は聴きやすかったか
 8  講義の進み方はちょうど良かったか
 9  板書の時は読みやすかったか 
 10 説明は筋が通っていたか
 11 重要な事項は強調したか
 12 教育資料は役に立ったか
 13 教育への熱意・情熱は感じられたか
 14 私語を注意するなど勉強の雰囲気は配慮されたか
 15 わからないことは気軽に質問できたか
 16 講義内容はちょうど良かったか
 17 学問に対する見方・考え方を教えてくれたか
 18 講義の内容は興味が持てたか
 19 全体としてこの講義に出席して良かったか
 20 この先生の講義をまた受けたいか

 グラフの右に+評価。
 左はー評価である。

 始めの5つは、学生さん自身のこと。
 残りは、教員サイドである。

 さあ、最後の設問が殺し文句である。
 「この先生の講義をまた受けたいか?」
 上は100%から、一番ひどい年は、最低4%まで。
 最近は、教員の皆さんの努力で、すごく良くなっています。

 教員の皆さん。
 あなたは、どうでましたか?