『知らないと怖い!? 「酸蝕歯」』
 (web R25 5月3日(木)7時15分配信)
 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120503-00000006-rnijugo-ent

 こんな記事を見つけた。
 
 他にも、テレビなどで、色々な歯科大学の先生が講演をしている。

 「食後すぐに、歯を磨くのは良くない!」

 本当なの?

 これは、ステファンカーブという。
山田隆文の歯医者さん日記

 昔、ステファン先生が実験をした。

 糖の溶液を口に含む。
 と、口の中のミュータンス菌など、酸を作る菌達が糖を酸に変える。
 「もやしもん」の、「醸すぞ(かもすぞ)」である。
 と、歯の表面のpHが下がる。
 と、歯はカルシウム。
 だから、歯が溶けるのだという。

 従って、この歯の表面が酸性になっているときには、歯を磨いてはいけない。

 というのが、考え方である。

 実際には、目に見えないくらいの脱灰(歯のカルシウムが溶け出すこと)が起きる。

 でも、30~40分すると、元に戻る。
 唾液によって洗い流される。
 唾液によって中和される。

 実際には、ご飯を食べる度に、私たちの歯は、溶けたり(脱灰)と、元に戻ったり(再石灰化)を繰り返しているのである。

 さて、では、直後に歯を磨けるか?

 普通は、お茶を飲んだりする。
 お茶の中には、たくさんのフッ素もある。
 だから、歯はフッ素コーティングされる。

 実際には、物理的に見ても、今、デザートのケーキを食べた、さあ、直後に歯を磨こう。
 なんてことはない。
 普通は、数十分経過している。

 なので、そんなに、神経質になる必要はないのかな?
 と、思う。