『おなかの脂肪で歯茎再生…阪大グループが臨床へ』
 (2012年5月5日12時35分 読売新聞)
  http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120503-OYT1T00635.htm

 だそうです!
 簡単に言うと、
・お腹のあたりの脂肪を採取する
  でも、普通の歯医者さんがやるには、問題があります。
  歯科医師法、医師法で、口腔疾患の治療のためという限定した条件が必要ですので、要注意!
  だから、開業医では無理ですね。
・脂肪から、幹細胞をとる
  いろいろなもに分化する能力を持っています
・培養
  幹細胞を増やします
・歯茎に移植
  と、歯肉がつくられる

 もともと、私たちの体には、線維芽細胞という修理屋さんがいます。
 普段は寝ていますが、一大事になると、増殖して、コラーゲン繊維で組織を修復します。
 かさぶたをはがした時、ぶよぶよした白い組織がありますね。
 あれが、肉芽組織。
 そこに、たくさんいます。

 でも、歯槽膿漏では、いつも、ばい菌の刺激がありますので、うまくいきません。

 今は、ブタから抽出したアメロゲニン(アメロジェニン・商品名はエムドゲイン)と言うタンパクを使っています。
 以前は牛さんでしたが、狂牛病の問題で、ブタになりました。
 でも、しょせん、他人(他種)のもの。
 人間の方がいいですね。
 できれば、自分の。