山田隆文の歯医者さん日記

 小山宙哉さんのマンガだ。
 講談社のモーニングに連載されていて、リアルタイムので、楽しく読んでいた。
 それが、最近、アニメ化された。
 日曜日の朝7時で、ちょっと眠い時間なのだが、面白く見ている。
 森義隆監督、小栗旬、岡田将生で、この連休には映画化もされる。

 さて、物語は、南波六太主人公が、宇宙飛行士を目指して、JAXAの試験を受けるという物語である。

 さあ、面白いのは、その試験である。

 面接がある。
 圧迫面接に近い。
 まあ、わたしの同僚でも、そうなってしまう人がいますが……(笑)。
 でも、ある試験官が、こんなトラップを仕掛けた。
 受験者の座る椅子のネジをゆるめておいた。
 でも、多くの受験生は気付かない。
 もちろん、六太は気になる。
 その、トラップを仕掛けた試験官は、それが、宇宙飛行士としての資質であると感じる。

 さあ、まだまだ、心理的に追い詰める試験が待っている。
 チームで、密室で数日間を過ごす。
 宇宙船の中でのシミュレーションだ。
 その時に、それぞれの受験生に、いろいろなトラップが仕掛けられる。
 誰にも言わずに、時計を狂わせろ。
 受験生は、試験をクリアする事と、じゃまをする事の、矛盾した命令に、心理的に参っていく。
 でも、宇宙空間では、誰も助けてくれない。
 エイリアンとだって、シガニー・ウィーバーは一人で戦わなくてはならなかった(あれ?)。
 だからこそ、
・チームを信頼する事
・先入観を排除して、小さな事にでも、疑問を持つ事
などなど、大事なことをたくさん学んでいく。

 だから、日曜日に、眠い目をこすりながら、見るのを楽しみにしている。