破綻との記事が、朝一目に飛び込んだ。
 石原都知事やスカイツリーの記事も気になるが、こちらのほうが面白い。

 『英老舗ブランドが破綻=アクアスキュータム』
  (時事通信 4月18日(水)5時3分配信)
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120418-00000017-jij-int

 わたしも好きなブランドだ。
 1851年創業であるから、150年以上の歴史がある。
 それでも、破綻をする。
 一方で、お台場には、明日、ダイバーシティ東京がオープンする。
 ちょっと、ガンダム世代なので、等身大ガンダムはそのうちに観に行きたい(笑)。
 木更津にも新しいアウトレットが誕生する。
 新しいブランドもどんどん登場する。
 時代は移り変わる。

 歴史がいいのか、それとも、新しいものがいいのか?

 確かに、手作りの素晴らしいものは、長持ちもするし、愛着が湧く。
 同僚のエジプト学を専攻している先生は、古い文献ほど価値がある。
 だから、黄色くなったコピーや文献が山のように積まれている。
 でも、一方で、歯科医療などの科学技術。
 古いものは捨てられて、新しい知識が必要になる。
 だから、どんどん、新しい論文を読まなくてはならない。
 まあ、最近は、ネット上で論文が公開されるようになり、いちいち、文献を探してコピーをしなくても良くなったので、すごく楽になる。
 たとえば、パソコン。
 数ヶ月から半年に一回更新される新しい機種。
 値段は安くなり、小さく軽くなり、性能は数倍良くなる。
 古いものに、しがみつくわけにはいかない。

 だから、過去の栄光に囚われるのではなくて、未来を見なくてはならない。

 前に紹介した、デュポンという会社。
 100年後を考えて、経営戦略を変える。
 始めの100年は、ダイナマイト。
 そして、工業製品。
 今は、バイオ。
 もちろん、100年後も考えているそうだ。

 そうそう、問責決議をする今日の国会。
 見えているのは、次の目先の選挙????
 政治家の皆さんには、100年後の日本の未来は見えていますか?
 人口の減少、教育、借金、食料自給、国境問題……。

 まあ、今は、宇宙の中の、銀河系の中の、太陽系の中の、地球の上の、世界の中の、アジア大陸の片隅のちっぽけな日本の、さらに、政党の中の、さらに、政治家個人の次の選挙での当選……。
 ですかね。

 まあ、それでも、他の国々と違って、一応動いていくというのが、日本のすごいところ?

 まあ、歯科医療の未来も。
 わたしの居る短大の未来も。
 気になるところですが……。