卒業生を送り出して、しばらく経ちました。
 ほとんどの卒業生は、4月2日から仕事を始めました。

 さあ、mixi。
 みんな、つぶやいていますね。
 楽しく、読んでいます。
 「怒られた……」
 「印象材が練れない……」
 「人間関係が……」
 「だって、涙が出ちゃう、女の子だもん……」
 「……」
 でも、それが、勉強だよ。
 そうやって、自分のスタンスを見つけていくんだから。
 もう、誰も助けてくれません。
 水戸黄門の歌詞のようです。
 『自分の道を、踏みしめて』ですね(笑)。

 一方で、昨日、来ていた卒業生ご一行様。
 卒後7年。
 勤務している、歯科医院では、チーフになったりして、ある程度まかされています。
 と、こうなります。
 「ねえ、最近の若い子、注意すればむくれるし、何も言わなければ、ぜんぜん、動かないし。
  どうしたらいいの?」
 もちろん、それも、勉強です。

 歴史は、繰り返します(笑)。
 みんな、一段ずつ、エリクソンの発達段階の階段を上がっていきます。

 でも、大事な事。
 自分が、通り過ぎてきた道は、忘れてしまいました。
 その、立場立場での、ものの見方をします。

 でも、サン・テグジュペリのように。
 『大人になっても、子どもの心を忘れてはけません』

 入学試験の時に、わたしに訊かれます。
 「目の前に、悩みを抱えた患者さんが居ます。
  あなたなら、どうしますか?」
 みんな、こう答えました。
 「相手の気持ちになって……」

 さあ、実践、実践!