たまたま、久しぶりにスタートレックのジェネレーションシリーズを観ていた。
スタートレック・ジェネレーションの第一シーズンの最終話である。
第26話「The Neutral Zone」突然の訪問者。
ニュートラルゾーンは、中立地帯と訳される。
銀河連邦と、ロミュラン人の境界線だ。
そこで、エンタープライズとロミュランの新型大型宇宙艦とが対面するのだが……。
まあ、原因は、将来的に機械生命体のボーグと判明する。
ところが、話の筋は、全く別。
データ少佐が漂流中の宇宙戦を発見。
その中から、400年前の20世紀後半の地球人がコールドスリープ(冷凍保存状態)している。
それを24世紀の科学力で再生させる。
まあ、色々な時代のギャップがあって、面白い。
24世紀から観ると、20世紀の人間は、未熟で、子どもだ。
さあ、ロミュランとの事件は解決。
昔の地球人を、地球に送ろうと言う事になった。
しかし、前にも書いたように、スタートレックの時代は、お金はない。
人は、何も所有しない。
お金も、土地も……。
ただ、自分の持っている能力を発揮すれば良い。
自分の与えられる能力を、他の人に提供すれば生きて行ける。
素晴らしい理想の世界だ。
ところが、20世紀人。
一人は主婦。
自分の子供たちが気になる。
カウンセラーのトロイは、データーベースで10代あとの子孫を探しだす。
一人は、麻薬中毒。
ところが、意外に、24世紀に適応してしまう。
最後の一人は、20世紀に残してきた多額の債権が気になり、執着している。
お金のない時代に、彼はどうしていいかわからない。
そして、艦長のピカードに尋ねた。
艦長は答えた。
「今は24世紀だ。
物的な欲望はもはや存在しない。」
「では、何を生きがいに生きれば良いのだ?」
「生きがいは、自らを磨くことだ。
自分を豊かにして楽しめば良い。」
何も言う必要はございません。
スタートレックを作った人たちは、何者?
宇宙人だったりして(笑)。