ミクシイのニュース。
 (すいません、mixiもやっています)

 『入社式のスーツご法度=新入社員に自己表現期待―高島屋』
 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1960548&media_id=4

 こんな記事が目に入りました。
 つまり、普通は、入社式なんかは、きちっとダークスーツを着て出席する。
 でも、日本のイメージは、黒(とはいっても、シャドーストライプが入っていたりする)や、紺かダークグレー。
 わたしの好きな茶系やベージュ系は、どこの洋服屋さんに行っても、なかなか置いてないので、非常に困っている。
 洋服屋さんに訊くと、「だって、普通のサラリーマンは着ないですからね」のひと言。
 まあ、そうだ。

 でも、最近の若い人のというか、量販ショップのスーツを見る。
 なんか、違和感を覚える。
 小さいのだ。
 バブルの頃はといえば、ラペル(襟)の広い、肩パットのしっかり入って、ワンサイズ大きいジャケットに、幅広のネクタイというのが定番だった(笑)。
 今のデザインは、小さい。
 細身。
 そして、ラペルは細い。
 ネクタイも細い。
 一番違うのは、ここだ。
 裾の長さである。
 背広の基本は、男性の場合には、お尻が隠れるか隠れないかのぎりぎり。
 結婚式の新郎を見ればわかるが、昔の裾は長かった。
 上映中のシャーロック・ホームズの上着の裾を見ればわかる。
 でも、今のジャケットは、お尻丸出しである。
 落ち着かない。
 『王様の仕立て屋』というマンガを愛読しているが、お尻丸出しは、海外では、あちらの合図である。
 あちらというのは、ピー(男女ではない、同性同士の……。)!
 なので、海外から来た人は、日本人は……。
 と、思われてしまうかもしれない。

 さて、高島屋。
 最新の流行を売り出すのが目的である。
 社員が、オーソドックスな格好で、洋服が売れるのか?
 だから、入社式から個性を出せと言うのが、今回の目的らしい。
 ちょっと、前には、ソニーの入社の面接でも、服装を自由にしたというのが、ニュースになっていた。

 さて、では、医療系。
 白衣はいい。
 でも、髪型は?
 お化粧は?
 爪は?
 香水やオーデコロンは?

 うちの短大でも、卒業まで、上げ嬢で貫き通した学生も居る(笑)。
 最近では、まつげ上下が真っ黒で、古代エジプトの女王様みたいに、縁取りになっている学生も多い(笑)。
 すっぴんと、気合いの入った化粧後のギャップはものすごいものがある。
 ネットで話題の、銀の皿のCMみたいだ!
 と、謝恩会の写真を整理しながら大笑いをしている。

 何で、こんな事を書いているかというと……。
 ある、実習先の大学病院。
 その附属の短大では、入学生から、タバコと茶髪禁止を打ち出した。
 うちも、実習生をお世話になっている立場である。
 さて、これを、どうやったら、わかってもらえるかである。

 もちろん、古いタイプの教育方法もある。
 命令であり、指導であり、教育である。
 昔、ある学校の校則が話題になった。
 トレイのトイレットペーパーの使用量は、一回30センチ。
 どう考えたって、無理である。
 (ちなみに、ウオッシュレット完備ではない)
 長すぎる髪の毛を、教員が切って問題になった事もある。

 でも、自分で、TPOを知って欲しい。
 プライベートと、医療現場をどう分けるか?
 これは、身をもって体験してもらわなくてはならない。
 先の、上げ嬢さん。
 ちゃんと、実習の時には、まとめて、黒スプレーをする。
 わかっているのだ。

 とりあえず、差し迫った、入学式前のオリエンテーションで、どのようにグループ学習をしてもらうか、思案中である。