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 『紙の百科事典の最後』
 (2012.03.22 15:00)
 http://www.gizmodo.jp/2012/03/post_10114.html

 どういう事かというと、英語圏では最も長く続いている世界最古の百科事典といわれる、ブリタニカ百科事典。
 わたしも、お世話になりました。
 これが、2010年度版を最後に発売を中止します。

 そう言えば、大好きだったランダムハウス英語辞典も、一度、まだMacOS8くらいの時にCD-R版がでましたが、その後、発売がありません。

 アップルでは、紙の教科書から、iPadのiTuneU上でのデジタル教科書へと移行を推進しています。
 実際、わたしも、東京大学のサンデル教授の授業などをダウンロードして、楽しく見ています。
 アメリカの医科大学では、解剖などの膨大な教科書は、ほとんどiPad対応にしたとか。
 だいたい、医学書は重くて大きくて高いです。
 わたしも、学生時代に買った膨大な教科書や参考書の多くは、短大の図書館に持って行ってしまいました。
 多くすぎて、司書さんがいやがっていますが……(困)。

 でも、わたしの中にも、一部、アナログが残っています。
 文章を書いて、最後の校正は、やっぱり、プリントしてみて、愛用の万年筆で赤ペンを入れないと、しっくりきません。
 何ページもの原稿を、ぱらぱらとめくりながら同時に見る、これは、やっぱり、アナログでないと、快感がありません(笑)。

 さて、これは、考え方のシフトです。
 昔は、粘土板や石。
 これが、パピルスや羊皮紙へ。
 そして、紙。
 CD-RからDVD-R、ブルーレイになり、ついに、メディアもいらなくなる。
 私たちは、時代に応じて、考え方を変える必要がありました。
 嫌だと言っても、時代は変化します。
 文明は進歩します。

 私たちが、真空管で白黒で見たテレビは、いまや、携帯電話で見る事ができます。
 三丁目の夕日の時代が懐かしい気もしますが、でも、東京タワーもスカイツリーに世代交替をします。

 でも、変わらないのは、人間の考え方だけ?
 いやいや、もうだめでしょう。
 スタートレックの機械生命体ボーグも言っています。
 『抵抗は、無意味だ!』