あれから一年

　ちょうど、その時間は、専攻科の卒業生が集まったので、学位授与機構からの学位が届いたので、とある研究室でお祝いをしていました。
　と、めまいなか？
　そう思いました。
　そのあと、大きな揺れがおそってきます。
　全館放送！
「みんな、建物の外に出てください！」
　なにしろ、わたしたちのいる研究室のある建物は、東京オリンピックよりも古い建物！
　ミシミシと音がします。
　いつもより長い感じです。
　私は、すぐに、ネットのニュースを見ます。
　東北地方をおそった大きな地震が！
　新潟市内の震度は４。
　ものなどは落ちませんでしたが、それでも、かなり揺れました。

　その日、春休みで東京ディスニーシーに行っていた学生さんも居ます。
　舞浜で一晩明かしたそうです。

　幸い、学校関係者には大きな人的被害はありませんでした。
　でも、仙台の実家に帰って居た学生さんは、電気も水道もガスも止まり、大変だったそうです。

　私の大学時代の同級生も、診療所を流されました。

　地震の翌日が卒業式。
　その未明、長野県北部～上越で震度５！
　卒業式も、挨拶などを短く省略して、短縮バージョン。
　一応、様子を見ながら謝恩会も行いました。
　謝恩会では、お見舞い金を集めました。

　東京の私の部屋は、震度５強と言う事で、本棚の本がみんな飛び出していました。

　しばらくは、福島方面から非難されてきた人たちが、たくさん新潟にもいらっしゃいました。

　同僚の歯科衛生士さんも、岩手にボランティアに行きます。

　もう一年なんですね。

　被害にあわれた方々に、お見舞いを申し上げます。