前に、ドロシー・ローノルトさんの本と、そこに書かれている詩を紹介しました。
「子どもが育つ魔法の言葉」という本です。
そこには、こんな詩がありました。
「子は親の鏡」
あなたが、まだ、エリクソンのステージ1やステージ2、ステージ3の頃。
あなたが、お手本にできるのは、あなたのご両親や兄弟や、おじいちゃんやお婆ちゃん。
そして、お友達。
あなたは、何を見てきたでしょうか?
知り合いの学校の先生が言います。
「いやあ、面白いよ。
子供たちは、家の事を何でも話してくれる。
『きのう、パパとママが喧嘩したの!』
なんてのは、筒抜けでね!」
子どもの頃、あなたは、笑顔のご両親を見ました。
時には、喧嘩をしているご両親を見ました。
楽しく、遊びに行った経験があります。
でも、時には、トラブルに巻き込まれた事もあります。
あなたは、ご両親や周りの人の<感情>を見てきました。
<感情>の使い方や、変化を見てきました。
あなたの脳細胞は優秀なコンピューターです。
情報が蓄積されていきます。
神経細胞のシナプスネットワークが、どんどん複雑に、絡み合っていきます。
でも、もう一度、コンピューターを考えてください。
どのような情報を入れるのも、自由です。
もし、良いソフトや情報を入れて、正しい命令をキーボードから入力すれば、正しく作動します。
でも、悪いソフトや情報ばかりで、バグがあったら、正しい命令を入力しても、あなたの思った通りには動いてくれません。
記憶は、インパクトのある記憶から、そして、何度も繰り返される記憶が、より、深く、よりたくさんのシナプスを形成していきます。
どうでもいい記憶は、ちょっと置いておくだけです。
ですから、一度、理解したことは忘れませんが、テストの一夜漬けなんて、すぐに忘れ去ってしまいます。
何かのイベントが発生します。
あなたは、何かを感じました。
あなたが感じた事は、この自分の記憶と照らし合わせ、これまでの経験では、どのように対応をしたのだろうかと、検索をします。
ある対応をしたら、相手の人は<怒り>を感じた事がある。
別の対応では、相手の人はご機嫌になった。
では、ご機嫌になるように対応をしよう。
と、判断をしたとします。
もし、あなたの脳細胞に、ポジティヴな経験が蓄積されていれば、そのようなデーターがはじき出されるでしょう。
もし、あなたの脳細胞に、ネガティヴな経験ばかりが蓄積されていたとすれば、そのようなデーターがはじき出されるでしょう。
すべては、あなたの記憶に残された経験値以外の何ものでもありません。
だからこそ、ネガティヴなご両親を見て育ったあなた、ネガティヴになります。
だからこそ、ポジティブなご両親を見て育ったあなた、ポジティブになります。
当たり前ですね。
ドロシー・ローノルトさんの「子は親の鏡」ではこう書いています。
けなされたり、とげとげしたり、不安やかわいそうなんて育てると、そんな子どもになる。
励ましたり、広い心で、褒めたり、認めてあげると、優しい子どもになる。
当たり前ですね。
私たちは、親や教員や先輩や上司の背中を見て育ってきました。
さあ、そんな子がステージ6とか7になります。
あなたは、社会に出て、子どもを育てたり、学生や後輩や部下を育てていきます。
あなたの、頭脳のコンピューターにインプットされている情報は、どのようなものがあるでしょうか?
<恐れ>や<怒り>や<嫉妬>に満ちたご両親ですか?
<喜び>の絶えない楽しい家族でしたか?
<恐れ>と<恐怖>で支配して、<嫉妬>による競争心を抱かせた教師や先輩や上司でしたか?
それとも、学ぶ事の、創造する事の<喜び>を与えてくれる環境でした?
もし、ネガティヴな経験しか無ければ、あなたは、それ以外にアウトプットする方法を持ちません。
だって、楽しいソフトもデーターもインストールされていないんですから。
あなたは、自分が見てきたのと同じ、面倒くさい親になり、教師になり、先輩になり、上司になります。
あなたの中で、その情報が吟味される事はありません。
そのまま、次の世代にアウトプットされます。
そして、そうやって育った、子供たちや、学生や、後輩や、部下達は……。
大きくなったときに、また、同じ事やります。
負の連鎖です。
ネガティヴ・フィードバックです。
だから、あなたの回りの、嫌な先生や上司や同僚や部下。
決して、攻めないでください。
彼らは、それ以外のやり方を知らない、かわいそうな人たちなんです。
ただ、自分が学んできた事を、そのまま継承しています。
善悪の判断ができません。
他に、もっと楽で、喜びに満ちたいろいろな方法がある事に、気が付いていないんです。
もし、あなたの中に、それと同じネガティブな自分自身を感じたのなら、それに、気が付いてください。
それが、一番大事な事です。
さあ、気付けば簡単です。
あなたは、古いネガティヴなソフトをゴミ箱に捨てる事ができます。
新しい、<喜び>ソフトを、新たにインストールする事ができます。
だって、あなたの心ですね。
あなたのネガティヴな記憶を、ポジティヴに書き換える事だってできるんです!
さあ、あなたの目の前の、面倒くさい親なり、教師になり、先輩になり、上司です。
あなたが、面倒くさい親なり、教師なり、先輩になり、上司なりに、相手の知らない、ポジティヴな反応をします。
面倒くさい親なり、教師なり、先輩なり、上司の経験には、インプットされていません。
いくつかの方法があります。
排除する。
無視する。
反応が起こる。
始めは、きっと、拒否反応が起こるでしょう。
あなたにつらく当たる事があるかもしれません。
次には、まるで視界に入らないかのように、無視するかもしれません。
でも、それでも続けていると、ある日、ふと、「あれ?」と思い始めます。
なんで、こいつは、いつも<楽しそう>に<イキイキ>と、生きているんだろうかと。
なんで、笑顔でいられるのだろうかと。
つらい目にあった、岡ひろみも、鮎原こずえも、キャンディキャンディも、みんな、試練から立ち上がるときには、笑顔になりました。
キャンディキャンディは、こう言われた事を糧に生きていましたね。
「笑った顔の方が、かわいいよ」
やがて、面倒くさい親なり、教師なり、先輩なり、上司は、不思議に思い始めます。
やがて、興味を持ちます。
やがて、自分にも、もっと楽な生き方があるのではないかと、考え始めます。
そうなったら、しめたものですね!
負の連鎖は、あなたが断ち切る事ができます。
ネガティヴ・フィードバックを、ポジティヴ・フィードバックに変える事ができます。
さあ、もう一度、ドロシー・ローノルトさんの「子は親の鏡」を読みかえしてみてください。
「子どもが育つ魔法の言葉」という本です。
そこには、こんな詩がありました。
「子は親の鏡」
あなたが、まだ、エリクソンのステージ1やステージ2、ステージ3の頃。
あなたが、お手本にできるのは、あなたのご両親や兄弟や、おじいちゃんやお婆ちゃん。
そして、お友達。
あなたは、何を見てきたでしょうか?
知り合いの学校の先生が言います。
「いやあ、面白いよ。
子供たちは、家の事を何でも話してくれる。
『きのう、パパとママが喧嘩したの!』
なんてのは、筒抜けでね!」
子どもの頃、あなたは、笑顔のご両親を見ました。
時には、喧嘩をしているご両親を見ました。
楽しく、遊びに行った経験があります。
でも、時には、トラブルに巻き込まれた事もあります。
あなたは、ご両親や周りの人の<感情>を見てきました。
<感情>の使い方や、変化を見てきました。
あなたの脳細胞は優秀なコンピューターです。
情報が蓄積されていきます。
神経細胞のシナプスネットワークが、どんどん複雑に、絡み合っていきます。
でも、もう一度、コンピューターを考えてください。
どのような情報を入れるのも、自由です。
もし、良いソフトや情報を入れて、正しい命令をキーボードから入力すれば、正しく作動します。
でも、悪いソフトや情報ばかりで、バグがあったら、正しい命令を入力しても、あなたの思った通りには動いてくれません。
記憶は、インパクトのある記憶から、そして、何度も繰り返される記憶が、より、深く、よりたくさんのシナプスを形成していきます。
どうでもいい記憶は、ちょっと置いておくだけです。
ですから、一度、理解したことは忘れませんが、テストの一夜漬けなんて、すぐに忘れ去ってしまいます。
何かのイベントが発生します。
あなたは、何かを感じました。
あなたが感じた事は、この自分の記憶と照らし合わせ、これまでの経験では、どのように対応をしたのだろうかと、検索をします。
ある対応をしたら、相手の人は<怒り>を感じた事がある。
別の対応では、相手の人はご機嫌になった。
では、ご機嫌になるように対応をしよう。
と、判断をしたとします。
もし、あなたの脳細胞に、ポジティヴな経験が蓄積されていれば、そのようなデーターがはじき出されるでしょう。
もし、あなたの脳細胞に、ネガティヴな経験ばかりが蓄積されていたとすれば、そのようなデーターがはじき出されるでしょう。
すべては、あなたの記憶に残された経験値以外の何ものでもありません。
だからこそ、ネガティヴなご両親を見て育ったあなた、ネガティヴになります。
だからこそ、ポジティブなご両親を見て育ったあなた、ポジティブになります。
当たり前ですね。
ドロシー・ローノルトさんの「子は親の鏡」ではこう書いています。
けなされたり、とげとげしたり、不安やかわいそうなんて育てると、そんな子どもになる。
励ましたり、広い心で、褒めたり、認めてあげると、優しい子どもになる。
当たり前ですね。
私たちは、親や教員や先輩や上司の背中を見て育ってきました。
さあ、そんな子がステージ6とか7になります。
あなたは、社会に出て、子どもを育てたり、学生や後輩や部下を育てていきます。
あなたの、頭脳のコンピューターにインプットされている情報は、どのようなものがあるでしょうか?
<恐れ>や<怒り>や<嫉妬>に満ちたご両親ですか?
<喜び>の絶えない楽しい家族でしたか?
<恐れ>と<恐怖>で支配して、<嫉妬>による競争心を抱かせた教師や先輩や上司でしたか?
それとも、学ぶ事の、創造する事の<喜び>を与えてくれる環境でした?
もし、ネガティヴな経験しか無ければ、あなたは、それ以外にアウトプットする方法を持ちません。
だって、楽しいソフトもデーターもインストールされていないんですから。
あなたは、自分が見てきたのと同じ、面倒くさい親になり、教師になり、先輩になり、上司になります。
あなたの中で、その情報が吟味される事はありません。
そのまま、次の世代にアウトプットされます。
そして、そうやって育った、子供たちや、学生や、後輩や、部下達は……。
大きくなったときに、また、同じ事やります。
負の連鎖です。
ネガティヴ・フィードバックです。
だから、あなたの回りの、嫌な先生や上司や同僚や部下。
決して、攻めないでください。
彼らは、それ以外のやり方を知らない、かわいそうな人たちなんです。
ただ、自分が学んできた事を、そのまま継承しています。
善悪の判断ができません。
他に、もっと楽で、喜びに満ちたいろいろな方法がある事に、気が付いていないんです。
もし、あなたの中に、それと同じネガティブな自分自身を感じたのなら、それに、気が付いてください。
それが、一番大事な事です。
さあ、気付けば簡単です。
あなたは、古いネガティヴなソフトをゴミ箱に捨てる事ができます。
新しい、<喜び>ソフトを、新たにインストールする事ができます。
だって、あなたの心ですね。
あなたのネガティヴな記憶を、ポジティヴに書き換える事だってできるんです!
さあ、あなたの目の前の、面倒くさい親なり、教師になり、先輩になり、上司です。
あなたが、面倒くさい親なり、教師なり、先輩になり、上司なりに、相手の知らない、ポジティヴな反応をします。
面倒くさい親なり、教師なり、先輩なり、上司の経験には、インプットされていません。
いくつかの方法があります。
排除する。
無視する。
反応が起こる。
始めは、きっと、拒否反応が起こるでしょう。
あなたにつらく当たる事があるかもしれません。
次には、まるで視界に入らないかのように、無視するかもしれません。
でも、それでも続けていると、ある日、ふと、「あれ?」と思い始めます。
なんで、こいつは、いつも<楽しそう>に<イキイキ>と、生きているんだろうかと。
なんで、笑顔でいられるのだろうかと。
つらい目にあった、岡ひろみも、鮎原こずえも、キャンディキャンディも、みんな、試練から立ち上がるときには、笑顔になりました。
キャンディキャンディは、こう言われた事を糧に生きていましたね。
「笑った顔の方が、かわいいよ」
やがて、面倒くさい親なり、教師なり、先輩なり、上司は、不思議に思い始めます。
やがて、興味を持ちます。
やがて、自分にも、もっと楽な生き方があるのではないかと、考え始めます。
そうなったら、しめたものですね!
負の連鎖は、あなたが断ち切る事ができます。
ネガティヴ・フィードバックを、ポジティヴ・フィードバックに変える事ができます。
さあ、もう一度、ドロシー・ローノルトさんの「子は親の鏡」を読みかえしてみてください。