人生ゲームも、終盤にさしかかります。
このステージは、成年期です。
生殖性と書かれていますが、生産性とも言えます。
つまり、あなたがこれまでのステージで学んできた事を、次の世代に伝えていく時代です。
伝える物は何でもいいです。
・教育
・芸術
・医学
・介護
・スポーツ
・文学
・マンガだってOK
……
あなたは、次の世代を育てるための、道しるべです。
そう、私たちも、これまでのステージで、先人達の残したたくさんの道しるべをたどって、ここまで来たんです。
子どもの時に読んだ、これまで生きてきたたくさんの人たちの「伝記」を思い出してみてください。
・ナイチンゲール
・エジソン
・モーツアルト
・アンネフランク
・聖徳太子
・レオナルド・ダビンチ
・平清盛
・清少納言
・紫式部
・スティーブン・ジョブス
……
「わたしも、あんな風になりたい」
そんな風に思った事がありませんか?
ワンピースのログポーズです。
でも、道は1つではありません。
スタートラインは、「おぎゃあ」と言った瞬間でした。
でも、そこから、たどる道を、あなたは選択できました。
末は博士か大臣かでも、ニートやパラサイトの道も。
無一文から大企業を作る事も。
両親の残した大企業を、すっからかんにする事も。
平和な国を作る事も。
戦争をする事も。
みんな、あなたの選んだ道でした。
でも、道しるべ。
正しいものも、間違ったものもあります。
さあ、あなたが残す、道しるべはどのようなものでしょうか?
えっ?
変な、道しるべしか残せないって?
まだ、大丈夫です。
だって、人の振り見て我が振り直せ、といいます。
他山の石と言います。
あなたが、失敗したかもと思える人生だって、ちゃんと、後進のための教訓になります。
あなたが、次の世代に、何かを残そうとしたとき。
あなたは、素晴らしいものを残したいと思います。
当たり前です。
それは、あなたに、もう一度、自分を見つめ直しなさいと言う、最後の課題なんです。
最後のハードルなんです。
あなたは、子育てをするときに、自分が、子どもの時にされた事を思いだしています。
あなたは、教育をするときに、自分が、子どもの時に出逢った先生達を思いましています。
あなたが、部下を持ったとき、自分が、新人だったときに出逢った上司を思い出しています。
そのまま、された事を繰り返すのも、1つの方法です。
でも、それでいいのでしょうか?
と、あなたは思いました。
このステージで、たくさんの、大事なアイテムを忘れてきてしまった事に気が付いたんです。
気が付く。
それが、大事な事です。
カール・ロジャースの感情の明確化です。
失敗した!
そこに気が付きます。
私は、何を学んできたんだろう?
大丈夫です。
ちゃんと、あなたのためのアイテムは、まだ、そこにあります。
他の人が拾っちゃうことはありません。
捨てられても居ません。
いつもで、そこに戻って、集める事ができます。
あなたが、気が付きさえすれば。
もし、あなたが、あなたの純粋な心を、どこかのステージに忘れてきてしまったとしたら。
あなたの心は、ちゃんと、そこで、あなたが迎えに来るのを、待っていてくれます。
いつまででも。
あながた、そこに行きさえすれば、あなたは、もう一度1つになれます。
あなたは、ただ、手を差し伸べればいいのです。
えっ?
時間がない?
大丈夫。
アイテム探しは、いつでもできます。
あなたが、やりたいときにやればいいんですよ。
もちろん、そんなのは知らん、という選択もできます。
だって、あなたの人生ですから。
でも、私は、楽しい人生の方がいいです。
豊かな人生の方がいいです。
孤独で、孤立して、いつの間にか、利害関係しか考えない人としか付き合わず、気が付いたら、誰にも見向きもされず、ぼーっとして晩年を過ごしますか?
それとも、いつも、アイデンティティの確立したたくさんの人に囲まれて、わいわいとした人生を過ごしますか?
……。
さあ、最後のステージが待ち受けています。
好むと好まざると。
お覚悟はよろしいですか(笑)?