はじめなければ、はじまりません。

 えっ、当たり前だって?

 その通りですよ。
 もちろんです。

 なんで、そんな事を書くのって?

 だって、出来てないからですね。

 多くの場合には、はじめる前に終わっているからです。
 これも、もちろん、ポジティブ・シンキングかネガティブ・シンキングかによります。
「失敗したらどうしよう?」
「変なやつだと思われたらどうしよう?」
「どうせやっても、だめかも」
「やっても、お金の無駄だわ」
 結局、やらない事が多いなんて事はありませんか?

 学生さんの書くレポートや論文を見ていても面白いですね。
 真っ白な原稿用紙を前にしました。
 原稿用紙の始めの一マス目から、完璧な文章を書こうなんて思いました。
 腕が縮こまってしまいます。
 と、いつまで経っても、書き出す事が出来ません。
山田隆文の歯医者さん日記

 さあ、有名な画家はどうしたでしょうか?
 ピカソは、ルーベンスは、シャガールは?
 何度も何度も、下絵を描きます。
 描いては消し、描いては破り、描いてはくしゃくしゃに丸めます。
 ときどき、名画の下から、別の絵が見つかったりしますね。
 何度も何度も試行錯誤をして、自分のやり方を見つけていきます。
山田隆文の歯医者さん日記

 陶芸家が居ます。
 たくさんの作品を作ります。
 釜で、何日もかけて焼きます。
 でも、焼き上がった作品を見て、次々とたたき割っていきます。
山田隆文の歯医者さん日記

 でも、何かがストップをかけます。
 前のブログでも紹介したように、同じ過ちを繰り返しています。
 何度も何度も、同じパターンにはまって、ゲームをします。
 あるところから、先へ進めません。
 でも、気が付きません。
 仮に、気が付いても、そこから抜け出せません。
山田隆文の歯医者さん日記

 時々、私は、山スキーを履いて、こんなところへ出没します。
 スキー場があったとします。
 上級コースのリフトを降りました。
 みんな、滑り出しのところでたむろして、じっと、下を見つめています。
 先に滑っているスキーヤーが、アイスバーンやコブ斜面で苦労をしています。
「ああ、こけた!」
「痛そう!」
 時には、うまいスキーヤーがウエーデルンですいすいと滑っていきます。
「あんな風には出来ないな」
 結局、なかなか滑り出せません。

 人生も似たようなものでしょうか?
 はじめる前から尻込みしているかもしれません。
 逆に、すごすぎる人を見て、萎縮してしまうかもしれませんね。

 では、極意を。
 パソコンにも、ゴミ箱があります。
 いらないファイルは、捨ててしまいます。
 あなたの、心の中に引っかかっているネガティブな<感情>を全部、ゴミ箱に捨ててしまってください。
山田隆文の歯医者さん日記

 別に、分別は必要ありません(笑)。
 あとで、私が、清掃車を呼んで、ゴミやさんに出しておきます。
 もし、もったいなくてお持ち帰りになりたければ、お持ち帰りになって頂いても結構です(大笑)。
山田隆文の歯医者さん日記

 さあ、あとは、あなたの心への光を遮っている、雨戸を開いてください。
 障子も開いて下さい。
 明るい、日の光が差し込んできますね。
 さあ、始めの一歩を踏み出しましょう!