さあ、あなたは崖っぷち!
 どうする?
 ってことになりました(笑)。

 さて、森のクマさん。
山田隆文の歯医者さん日記

 できれば、出逢いたくありません。
 ですから、ひとりで山に登るときには、クマよけの鈴を付けていきます。
 (残念ながら、嫌な人間よけの鈴は売っていませんので、あしからず)
 これは、クマに、人間が来たよという合図を送るためです。

 でも、クマさん。
 別に、悪いわけではありません。
 普通に生きています。
 食べて、寝て、出会い、愛を育み、子供を作って、冬には冬眠。
 でも、私たち人間が、彼らのテリトリーに、ノックもしないで無断で侵入したんです。
 (扉がないので、ノックは出来ませんが……)
 クマさんにとっては、崖っぷちの状態です。
 だから、あなたに「出て行け」と言いました。
山田隆文の歯医者さん日記

 でも、しゃべれないから、牙をむきだし、爪のある手を振り上げました。
 あれ、あたりまえじゃん。
 その通りです。

 あなただって、泥棒さんがきたら、びっくりして叫んだり、警察を呼んだり、時には、傘を振り上げて応戦するかもしれませんね……。

 クマさんだって、びっくりしたんです。
 突然、知らない人間が自分の庭に現れました。
 それは、<恐怖>です。
 <恐怖>に対する方法は2つです。
 <逃げる>か、<戦う>か。
 クマさんは判断します。
 こいつは、自分よりも強そうだ。
 じゃあ、逃げよう。
 あれ、俺よりも弱いんじゃね?
 威嚇してやれ!
 もし、まだ、小さい子グマを連れていたらどうでしょうか?
 お母さんは、必死で子どもを守ろうとします。
 誰だって、自分のためよりも、何か、守るべきものがあると、火事場のくそ力を発揮します。
 そうです。
 当たり前です。
山田隆文の歯医者さん日記

 でも、一方で、森のクマさんや、ライオンさん達と、楽しそうに戯れている映像が、YouTubeなどでもたくさん照会されています。
 ムツゴロウさんだって、かじられても引っかかれても、平気で、動物たちにじゃれあっています。
山田隆文の歯医者さん日記

 ライオンさんもトラさんも、お腹がすいていなければ、他の動物を攻撃しません。
 自分のテリトリーに不躾に侵入されない限り、怒りません。

 そして、大事な事があります。
 動物さん達は、幻想に対して、攻撃的にはなりません。
 動物さんは、今を生きているからです。

 人間だけが、まだ、起きてもいないトラブルに、<不安>を感じ、<恐れ>、<怒り>を感じます。

 さあ、あなたは、崖っぷち。
 でも、誰が追い詰めたんでしょうか?
 自分で、そこまで行ったんですね。

 そこは、あなたの思考の迷路の袋小路です。
 行き止まりです。
 「チーズはどこへ溶けたか」の、ネズミさんです。
 チーズをみんな、食べてしまいました。
 あなたの信じていた物が、否定され、存在感を無くしていきます。
 では、新しいチーズを探しますか?
 では、お聞きします。
 「チーズでいいんですね?」
 「それでも、自分の選んだ迷路の中にいるんですか?」
 あなたなら、どう、応えるでしょうか?

 私なら、こう答えます。
・壁を壊すための、ツルハシとダイナマイトを探す
・壁を乗り越えるための、ロープや梯子を探す
です。
 どうしても、チーズが欲しい?
 ならば、迷路の外の草原に、牛を飼って、自分で作ることを探します。

 崖っぷちならどうするか?
 私なら、007やクリフハンガーやルパン三世にみたいに、パラグライダーで飛んでしまいますが……(大笑)。
 橋を造ってもいいですね。
 階段やエレベーターも。
 UFOに迎えに来てもらう?
山田隆文の歯医者さん日記

 たとえば、私がチェスのキングだとします。
 チェス盤の一番端っこに追い詰められました。
 チェックメイトです。
 私なら、もう一つのチェス盤をつないで、ワープです(笑)!

 答えは簡単です。

 自分の作り出した、狭い迷路の中で、制限された環境でじたばたしますか?
 それとも、自分の思考の枠組みを取り除いて、自由に自分の人生を創造しますか?

 だって、限界を与えたのは、自分自身です。

 「私には出来ません」
 「学歴がないから」
 「手に職がないから」
 「資金がないから」
 「才能がないから」
 「……だから」
 「……でも」
 「……だって」
 「……どうして」

 発明家エジソンだって、小学校を首になりました。
 東大でなくても、成功している人はたくさん居ます。
 仕事は、勉強すればいいんです。


 あなたの心のエンジンをシフトチェンジしませんか?
 あなたが、そう、望めばいいんです。