世の中は、あなたが見ているものです。
 そう、認識しています。
 でも、それは本当ですか?
 というのは、実際の物理学のお話ということは書いてきました。
 色を見ます。
 でも、本当に、そのものはその色をしているのでしょうか?
山田隆文の歯医者さん日記

 ただ、太陽の光が当たって、赤く見えるバラの花がある。
 それを、目でとらえて、視細胞が神経伝達に変換する。
 その神経の刺激が、視覚野に伝わる。
 そして、赤いバラだと認識をした。
山田隆文の歯医者さん日記

 そう、認識をしただけなんですね。
 YouTubeをみると、錯覚の動画もたくさんあります。
 まっすぐな線が曲がって見えたり、同じ色なのに、別の環境におくと違った色に見えたり。
 私たちが考えている常識なんて、ごく、限られた環境でしか通用しないんですね。
 人の世界でも、色盲があります。
 色を、別の色として感じます。
 犬の世界は白黒に近いと言われています。
 チョウチョや別の昆虫たちは、同じ花の色を、別の色として認識をしています。

 ですから、赤いバラ。

 ほんとかよ?
 というのが、物理的な事実です。

 さて、認識は、千人いれば、千人のとらえ方があって当たり前。

 その中で、あなたは、この選択をしたんですね。
山田隆文の歯医者さん日記

 あなたは、<恐怖>を通して、世の中を見ることを選択しました。
 あなたの前のスクリーンには、怖い鬼さんが映っているかもしれません。
 あなたは、すべての人を、<恐怖>を透かして見ています。
 あなたは、おびえています。
 でも、そのおびえた表情が、目の前の鏡に映っています。
 あなたは、怒っています。
 その、怒りの表情が、目の前の鏡に映っています。
 あなたは、嫉妬を感じています。
 その、嫉妬心が、目の前の鏡に映っています。

 だから、そこを通してみた他人も、同じように感じているに違いない。
 そう、思い込んでいます。
 そうじゃない、と思っても。
 否定の否定は、心では、より強い肯定になります。
 だから、あなたの心は素直に反応をしてしまいます。

 さあ、それでは、そんなあなたが、あなたが恐れている人にはどのように見えているのでしょう。
 あなたの気持ちは、あなたの外にも反映されます。
 あなたの感情は、あなたの外にも映し出されています。
 あなたの思った事は、知らないうちに、あなたの表情や視線、あなたの行動や、あなたの微妙な話し方などに、現れています。
 隠そうとしても、隠せません。
 「ドクター」という映画のお話でもしたように、あなたは、田んぼの真ん中に立っている怖いかかしに見えます。
 誰も近寄ってきません。
 みんなが、避けていきます。
山田隆文の歯医者さん日記

 他の人には、あなたの恐れがそのまま反映されます。
 あなたは、おどおどして、目が死んだ魚のようになっています。
山田隆文の歯医者さん日記

 他の人には、あなたの怒りが、そのまま反映されます。
 あなたの顔は、今にも飛びかかってくるように見えるかもしれません。

 他の人には、あなたの嫉妬が、そのまま反映されます。
 あなたの目は、どのように見えているか、考えたことがありますか?

 もし、あなたが、そんな目で見られたからどうしますか?
 身構えませんか?
 警戒しませんか?
 さあ、あなたなら、どんな声をかけるでしょうか?
 普通に話せますか?
 声が震えるかもしれません。
 言葉を選んで話さなくてはならないかもしれません。
 時には、負けまいと思って、少し、きつい口調になるかもしれませんね。

 あなただって、他の人に、同じことをしているかもしれません。
 相手だって、同じです。
 不安や、恐怖や、怒りを感じているかもしれません。
 でも、感じ方は、みんな違います。
 あなたの常識は相手には通じません。
 相手の常識も、あなたには当てはまりません。

 さあ、あなたの気持ちや感情は、そのまま、あなたに返ってくるんです。
 それが、相手の感情を動かします。
 それに対して、また、あなたが感情反応をします。
 それが、また、相手に影響を与えて……。

 どうどうめぐりですね。
 どこまで行っても、終わりませんね。


 でも、あなたの心が平穏ならば、どうなるでしょうか?
山田隆文の歯医者さん日記

 あなたの鏡に映るのは、安らかな顔です。
 この映像は、同じ顔のワイヤーフレームを、同じ角度で配置をしています。
 表面のテクスチャーも同じです。
 変えたのは、空の色です。
 そして、はじめの映像では、光を下から。
 こちらの映像では、光を上から当ててみました。
 それで、レンダリングしてみました。
 それだけです。

 さあ、他の人には、どのように見えるでしょうか?
 もちろん、こうですね。
山田隆文の歯医者さん日記

 当然、相手の気持ちもゆるみますね。
山田隆文の歯医者さん日記

 イルカさんだって、ほっぺにチュッとしてくれます!


 簡単なことです。

 そして、その第一歩の練習が<笑顔>であることは、何度も触れてきました。
 あなたが、<笑顔>ならば、だれも、あなたを傷つけることはできません。
 みな、あなたが好きになります。
山田隆文の歯医者さん日記

「泣きっ面に蜂」とは、よく言ったものです。

 もちろん、
「笑う門には福来たる」ですよね!