さあ、選択の謎解きをしていきましょう。

 <選択>をすることが<怖い>。
 これが、答えです。

 なぜなら、選択には責任が伴います。
$山田隆文の歯医者さん日記

 山道です。
山田隆文の歯医者さん日記

 右へ行けば、崖から落ちるかもしれません。
山田隆文の歯医者さん日記

 左へ行けば、垂直の壁を登らなくてはならないかもしれません。
 そして、その責任を取るのは、選択をした自分自身だからです。

 安くて美味しいお店を選んで、得したと思うのも自分。
 高いのにまずいお店を選んで、失敗したと思うのも自分。
 すべては、選択の結果です。

 さて、人は<選択>をすると、迷います。
 本当にこの<選択>で良かったのか?
 他にも、もっと良い<選択>があったのはないのか?
 だから、マリッジブルーなんて言葉ができました。
 私が選んだ男は、本当に、こいつで良かったの(笑)?

 だから、<失敗>を<恐れ>て<選択>をしない<選択>をするのです。
 なんだか面倒くさいですね。
 でも、それもあなたの<選択>なんです。

 でも、誰の人生でしょうか?
 あなたの人生です。
 それでも、選ばない?
 自分自身の人生を<選択>しないという<選択>をしてしまったんです。
 あなたは、自分自身の人生を誰かに譲り渡してしまったんです。
 でも、それも、あなたの自由です。

 だから、不平を言ってはいけません。

 でも、自分で選択をしないことには、一つの利点もあります。
 あなたは、その<選択>に責任を取らなくてもいいんです。
 あなたは、その<選択>をした人に、責任をなすりつけることもできます。
「あなたが、このお店が美味しいって言ったのよ!」
「ほら、電車に、乗り遅れたじゃない!」
「やっぱり、あっちの色の方が似合うわ!」
「あなたが、この学校に行きなさいって言ったのよ!」
「あなたが、結婚しようって言ったのよ!」

 なんて、お思いになりますか?

 残念ながら、そうはいきません。
 あきらめてください。

 なんでもかんでも、他人のせいにしています。
 いつの間にか、誰も、あなたの話を聴いてくれません。
 だって、あなたに何か言うと、自分のせいにされてしまうんですから!

 あなたは、<選択>をしないという<選択>の結果の責任を取らなくてはならないのです。
 あなたの周りで起こっている現実は、あくまでも、あなたの<選択>の結果なんです。
 あなたは、あきらめてあなたが<選択>しなかったことの結果を受け入れてください。

 どんなことが起こるでしょうか?

・学校へ行かない
・勉強はしたくない
 引きこもりのできあがりです。
 パラサイトのできあがりです。
 もちろん、<選択>することを<選択>させなかった親にだって責任があります。
 自分の力で外を見て、ぶつかって、自分のスタンスを見つける方法を教えられなかったんです。
 まだ卵の殻の付いたカリメロみたいに、何かが起こると、すぐに逃げ帰ってしまいます。

・大人になりたくない
 ピータンパンのできあがりです。
 残念ながら、世の中は、ネバーランドではありません。
 いくら、マイケル・ジャクソンのように、形だけのネバーランドを作っても、そうは問屋がおろしません。

・仕事は嫌い
 ニートのできあがりです。

・誰かの言われたままに仕事をしますか?
 会社の歯車でのできあがりです。

 でも、時には、<選択>をしなくてはならない時がやってきます。
 さあ、どうしたらいいんでしょうか?

 あなたには、感じたことのないストレスです。
 交感神経が緊張します。
 心臓がばくばく。
 血圧があがります。
 口も渇いてきます。
 冷や汗が出ます。
 胃が痛くなります。
 食欲が落ちます。
 時には、毛が抜けたり、白髪になったり。
 
 そうだ、最後の手段があった!

「ドラえも~~~~ん!」と叫んでも、誰も助けに来てくれません。
 どこでもドアも、通り抜けフラフープも、タイムマシンもありません。
 <選択>をやり直すこともできません。
 <選択>から逃げることもできません。
 ジャイアンが、「俺の歌を聴け!」と、追いかけてきます。

 もう、打つ手がない!

 そうだ、もう一つ最後の手段があった。
山田隆文の歯医者さん日記

 あなたは、病気になります。
 心身症と言います。
 心と身(体)と書きます。
 心が原因で、肉体的な病気に逃げ込みます。
 ストレスで、交感神経を使います。
 伝達物質がなくなりました。
 なあんにも、やりたくなりません。
 お医者さんに行くと、睡眠薬や抗不安薬を処方してくれます。
 学校も会社も、どうどうとお休みできます。
 やった!
 と、思いますか?

 あなたは、逃げ出しただけなんです。

 でも、それもまた<選択>である事に気がついていません。

 人生という学校の留年生を<選択>したんです。

 でも、時間は、誰にでも平等に経過していきます。
 一瞬一瞬を生きている人には、人生は、瞬きのように感じるかもしれません。
 だって、楽しくて仕方がないのです。
 <選択>して失敗しても、へっちゃらです。
 失敗もまた、学びの機会であるからと知っているからです。
 時間は足りません。

 一瞬一瞬の<選択>を拒否するという<選択>をしているあなた。
 なにもしない一日は長いです。
 刺激もありません。
 あなたには苦痛でしかありません。
 あなたの話を聴いてくれるのでは、カウンセラーでしょうか?
 でも、答えは与えてくれませんね。
 あなたの話を聴いてくれるのは、お医者さんでしょうか?
 でも、1回目だけですね。
 あとは、あなたが不安を訴える度に、お薬の量がどんどん増えて、強いもの変わっていきます。
 そのお薬は、あなたの神経の働きを抑えます。
 ストレスを感じないようにするためのものです。
 トイレが臭いから、消臭剤をまいておこう。
 ますます、あなたは、何もやる気が起こらなくなります。

 さあ、あなたは、どちらを<選択>しますか?

 もちろん、楽しい人生がいいでしょう?
 誰だってそうです。

 あなたが、そうしたいとも思えばいいんです。
 成功した自分をイメージすれば、それだけで、あなたはそこに向かっています。