さて、心の問題。
 簡単かどうかです。
 世の中の物事は、簡単です。
 そして、単純です。
 そこに、複雑を与えてしまったのは、私たち人間に他なりません。

 今も、NHKでマイケル・サンデル教授が理不尽な質問をぶつけています。
 今夜のテーマは、究極の選択「お金で買えるもの 買えないもの」。
 そう、世の中には、答えのない事もたくさんあります。

 でも、なんとか答えを見つけなくてはなりません。

 一つの例です。
 アメリカのある都市。
 なんと、消防は有料でした。
 そして、ある人がその支払いを忘れていたので、火事になっても、消してくれなかったんです。
 サンデル教授は、日本とアメリカと中国の学生達の意見を聞いています。
 もちろん、賛否両論。
 立場の違う人の意見。
 その中から、何かを見つけることができるからです。
 それが、本当の民主主義です。

 ということで、もう一度、見方を変えてみましょう。

 第0日目の<泥沼>です。

 はまった人には、災難です。
 でも、別の視点から見たらどうでしょうか?
 もし、イボイノシシや象さんだったら?
 泥沼は最高の環境ですね!
 きっと、イボイノシシも象さんも転げ回ります(笑)。
 人間だって、あえて、田んぼで泥んこレースを開催します。

山田隆文の歯医者さん日記

 この写真は、昨日の新潟駅の前です。
 今日は、積雪は62センチに達しました。

 立場を変えて、考えてみましょう。

 まずは、ネガティヴな考え方です。

・歩いている人
 もし、除雪してなければ、非常に歩きにくいです。
 ですから、雪は嫌いですね。

・通学・通勤する人
 電車は止まり、道路も大渋滞です。
 だから、雪は厄介者ですね。

・豪雪地帯の人
 雪下ろしをしなければ、屋根がつぶれるかもしません。
 だから、リスクを負って、雪かきが必要です。
 時には、雪崩などで、家が潰されたり、幹線道路が寸断されて、孤立してしまう危険性もあります。
 なので、雪は困ります。

 でも、本当に、雪はネガティヴでしょうか?
 もちろん、違いますね。
 雪そのものは中立です。

・山に積もった雪
 これが、春になると少しずつ溶けて、水の流れを生み出します。
 森の緑や、田畑を潤します。

・雪の利用法
 上越地方で有名なかんずりを作るには、雪が必要です。
 雪を使った食料の保存倉もあります。

・スキーヤー・スノーボーダー
 もちろん、雪は大好きですね!

・観光客・カメラマン
 今日は、京都でも雪が降りました。
 きっと、雪の金閣寺にはたくさんの人が繰り出したでしょう。

 ということで、<雪>という一つの出来事を考えても、さまざまな<視点>があります。

 でも、はまっていると、<視点>を変えることができません。
 もし、鎧の狭い隙間から世の中を見ていたら、絶対に無理ですね。
 <視点>を変えるには、想像の翼を伸ばさなくてはなりません。