山田隆文の歯医者さん日記

 <あなたの心にご用心 Part2>のはじまりです。
 
 第一部では、<感情>を中心にお話を進めてきました。
 一応、全ての感情についてお話をして完結を見たのですが、なぜか、私の回りには、まだ感情の泥沼にはまってしまう人が続出中です(笑or困;)。

 ということで、第二部を開始する事にしました。

 さて、そんな人はどうしているのでしょうか?
 <感情>に囚われて、ネガティブな感情の泥沼にはまっています。
 と、周りが見えません。
 どうしていいかもわかりません。
 もがけばもがくほど、感情の深いところへ沈んでいきます。

 そんな人を、時々、泥沼からひょいと拾い上げて、緑の草原につまみ出してあげます。
 でも、太陽の温かい光に照らされたお花畑は、その人には、非常に居心地が悪いんです。
 こんなところにいていいのか、と思います。
 すると、ちょっと、目を離したすきに、いつのまにか、また、元の泥沼に戻っています(笑)。
 そして、もがきながら、「助けて~」「つらいよ~」と叫んでいます。
 交流分析で言うところの、まさに「不幸の王女様」ゲームです。
 <悩む>ところを自分の居場所だと考えています。
 だから、いつも、いいところまで行くんですが、自分から、完成直前で破壊をしてしまうのです。
 だって、ゲームをクリアしてしまったら、もう、その場所にいられないからです。

 さあ、そんな人の多くは、行動規範は<恐怖>です。
 人の目が気になります。
 ですから、自分の回りに壁を作ります。
 時には、イバラで囲んでしまいます。
 もっとひどい場合には、鎧を着て、盾を持って、とげとげの槍を構えながら、「お友達になりましょう」と言います。
 もちろん、相手は警戒をします。
 時には、逃げ出します。
 逆撃を受ける事さえあります。
 と、また、自分の殻に逃げ戻ってしまいます。

 ただ、鎧を脱いで、盾や槍を投げ捨てて、相手の玄関の扉をノックして、手を差し伸べればいいのです。

 でも、なかなか自分を客観的に見る事は難しいのです。
 人の事はよく見えます。
 だから、テレビのワイドショーは視聴率がいいんですね。
 ミノさんやミネヤさんが引っ張りだこのなのもわかります。

 だから、そのために、ちゃんといいことわざがあります。
「人の振り見て我が振り直せ」
「他山の石」

 
 さて、では、どうして、そんなゲームをしてしまうのでしょうか?

 もちろん、選んでいるのはあなたです。

 そして、前にも書いたように、あなたが思った事が現実になります。

 こんな家に住みたいと思います。
 景色や屋根や壁の色や、部屋の間取りや、インテリアを考えます。
 絵を描いたり、パンフレットを集めます。
 建築会社や不動産屋さんを回ります。
 そして、図面が描かれます。
 そして、家が建ちはじめます。

 小さいものなら、もっと簡単ですね。
 洋服を縫う。
 イメージをして、生地を買って、ミシンを踏みます。
 あなたの好きなボタンやリボンを付けます。

 あなたが思い描いたものが現実になるのは、物理的なものばかりではありません。
 人生そのものもそうです。
 人間関係もそうです。

 そして、大事な事があります。

 あなたの思い描いたものが現実になるんです。

 あれ?
 さっきも、同じ事を書きましたね。

 そうなんです。
 思い描いたものです。
 ポジティブな自分を思い描きました。
 もちろん、そのまま実現します。
 ネガティブな自分になりたくないと思いました。
 でも、あなたの心には否定の否定は通じません。
 すべてが現実です。
 あなたの心は、「ネガティブ」に反応します。
 あなたの心は、「なりたくない」に反応します。
 ですから、「嫌だ!」とあなたが思い描いたものは、あなたの現実になります。
 勝手に、引き寄せられてきます。

 ですから、正しいお願いの仕方があります。

 「幸せな自分をイメージ」です。

 「不幸な自分になりたくない」とイメージしてはいけません。

 簡単でしょう?

 えっ?
 難しいって?

 では、そのテクニックを、これから少しずつ解き明かしていきましょう。