こんな事件が起こった。

「マクドが関学生を出入り禁止? “大人”の過剰対応に疑問も」
 産経新聞 1月28日(土)15時57分配信
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120128-00000535-san-soci

 ことは、マクドナルドから始まる。
 学生が、長い時間居座る。
 マナーも悪かったそうだ。
 場所は、関西学院大西宮上ケ原キャンパスに近いマクドナルド。
 マクドナルドは、居座る学生を出入り禁止にした。
 一方、大学も、それを受けて出入り禁止にした。

 ここで、疑問が残る。
 問題可決のために、禁止をすればそれで事が済むのか?
 である。

・問題を起こした学生は、何かを学んだか?
 何も学ばない。
 別の店で同じ事を繰り返すだけ。
 まず、自分たちであることすら気づいていない。

・関係のない学生はどう思うか?
 濡れ衣だと思う。
 当然、教員って理不尽だと思う。

・店はどうなるのか?
 まあ、評判は落ちるでしょうね……。

 前に、こんな事を書いた。
 「刃物」の危険性を憶えさせるにはどうしたらいいか?
 最近の学校では、危険だから持たせない。
 だから、大きくなっても、正しい使い方ができない。
 鉛筆も削れない。
 前にNHKでやっていたドイツの教育では、幼稚園生に刃物を持たせる。
 当然、手を切る。
 でも、そのことで、正しい使い方を憶えていくのだ。

 もちろん、教師としては、禁止をすることが一番楽だ。
 「臭いものには蓋」という。
 見えなければ、それでよい。

 でも、それでいいの?