そんな映画を観ました。

 監督は、ゲイリー・マーシャル
 「プリティウーマン」の監督である。
 昨年、2010年の映画『バレンタインデー』という同じようなテーマの作品があった。
 こちらは、バレンタインデーに集う様々な人々の人間模様を描く、面白い作品だった。
 それなりの俳優が、ほんのちょい役を演じる。
 でも、そこにドラマがある。
 今回は、ニューヨーク。
 タイムズスクエアのニューイヤーズ・イヴ・ショウまでの、大晦日の数時間の出来事。
 そして、ニューヨークに住む様々なカップルたちの人生が、人生の曼荼羅模様を描き出す。

 クレア・モーガン(ヒラリー・スワンク)は、ニューイヤーズ・イヴ・ショウのプロデューサー。
 その父親スタン・ハリス(ロバート・デ・ニーロ)は、死を前にして入院中。
 その担当看護師に、エイミー(ハル・ベリー)。
 ビジネスマンのサム(ジョシュ・デュアメル)は、妹の結婚式に出席中。
 ところが、車がクラッシュ。
 彼は、去年の大晦日に出会った女性と交わした約束が気にかかっていた。
 それが、キム(サラ・ジェシカ・パーカー)。
 でも、その娘(アビゲイル・ブレスリン)は、友達とイブのカウントダウンを見たいので、家出!
 サムのお母さんのパーティには、ジェンセン(ジョン・ボン・ジョヴィ)が詠うことになっている。
 その彼女のローラ(キャサリン・ハイグル)は、パーティの食事を作るシェフ。
 仕事に明け暮れていたイングリッド(ミシェル・ファイファー)は突然会社を辞める決心をする。
 そして、“今年の目標リスト”を開始する。
 ポール(ザック・エフロン)は、彼女に巻き込まれるバイク便の配達。
 彼の友人、大晦日が嫌いな男ランディ(アシュトン・カッチャー)は、いえで引きこもり中。
 でも、たまたまゴミをして様としてエリース(リー・ミッシェル)とエレベーターに閉じ込められてしまう。
 彼女は、ジェンセンのショーのバックコーラスをする予定。
 大晦日に出産を予定している妊婦テス・バーン(ジェシカ・ビール)。
 もう一組の妊婦と、どちらが早く生まれるか競争する羽目に。
 ……。
 そして、最後に、すべての出演者が、収まるところに収まっていく。
 なかなか良くできた、観てすっりする物語だった。

 みなさんは、どのようなイブを過ごすのでしょうか?
山田隆文の歯医者さん日記