さあ、こころの旅も終盤に向かってラストスパートです。
とげとげのこころ。
ハート!
私のハートはとげとげ?
何がそうさせてしまったのでしょうか?
でも、自分だけを攻めないでください。
別に、あなたが悪いのではありません。
人には、学びのスピードがあります。
同僚にもこんな人がいました。
最近は、学生さんはゆとり教育です。
ですから、昔の大学のように偉そうに講義をすればいいってものではありません。
「私は、レベルを落として講義することができません!」
同僚にこんな人がいました。
講義中に学生が寝ています。
「学生は、寝る権利を行使しているんです」
同僚にこんな人がいました。
落ちこぼれのフォローアップをお願いされました。
「無理ですね。私は、教育法を学んできませんので……。」
同僚にこんな人がいました。
実習生に切れました(をいをい!)。
「実習させてやっているのに、なんだ!」
同僚にこんな人がいました。
「先生が落とすと言えば、この学生は留年ですけど……」
「……(決断できず)。」
ついでに私も(汗)。
ついつい、売られた喧嘩を買ってしまいます(反省)。
答えは簡単です。
他の方法を知らなかったからなんです。
そして、もう一つ。
学ぼうという姿勢がないからなんです。
前にも、書いたと思います。
チャンスはどこにでもあります。
アイテムは様々なところに隠されています。
アイテムに気がつくかどうかは、もちろん、私たち自身です。
そのためには、感性のレセプターを育てなければ、って書いてきましたね。
さあ、その感性のレセプターは、どのようにして育ってきたんでしょうか?
こんな心理学者が居ます。
アブラハム・マズローです。
人の欲求を、原始的なものから順番に並べました。
「自己実現理論」あるいは「マズローの欲求段階説」ともいわれています。
心理学の始めのあたりで習いますね。
私たちの心は、少しずつ発達していきます。
・第一段階 生理的欲求(physiological need)
生命維持のための食事・睡眠・排泄等の本能的・根源的な欲求です。
私たちが生きていくための最低限の欲求ですね。
・第二段階 安全の欲求(safety need)
安全・経済的安定・健康などに対する欲求です。
さて、ここには、こんなことが書かれています。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/自己実現理論)
この欲求が単純な形ではっきり見られるのは、驚異や危険に対する反応をまったく抑制しない
幼児である。
一般的に健康な大人はこの反応を抑制することを教えられている上に、文化的で幸運な者は
この欲求に関して満足を得ている場合が多いので、真の意味で一般的な大人がこの安全欲求を
実際の動機付けとして行動するということはあまりない。(以上引用)
いかが?
先の例は、ここからの行動ですね。
自分の保身のために、自分よりも弱い立場の者を虐めたり、重要な場面で決断ができません。
<恐怖>からの行動原理です。
どうして、先へ進めなかったのでしょうか?
・第三段階 所属と愛の欲求(social need/love and belonging)
生理的欲求と安全欲求が満たされたあと、この欲求が現れる。
ひとつは、情緒的な人間関係。
ようやく情緒という言葉が出てきましたね。
そして、他者に受け入れられている、どこかに所属しているという感覚です。
・第四段階 承認(尊重)の欲求(esteem)
自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求です。
まず、低いレベルの尊重欲求があります。
それは、他者からの尊敬、地位への渇望、名声、利権、注目などによって満たすことができます。
あれ、変ですね。
みんな、あなたの周りにいる人ばっかりじゃないですか?
「歯医者さんには、教授には、威厳が必要よ!」なんてのたまわった同僚も居ましたよ(笑)。
患者さんや学生を威圧してどうするんでしょうね。
マズローは、ちゃんと気づいています。
だから、「この低い尊重のレベルにとどまり続けることは危険だ」と言っています。
で、まだ、なかなか先に進めませんね。
ようやく、ちょっと、高いレベルの尊重欲求になります。
自己尊重感、技術や能力の習得、自己信頼感、自立性などですね。
自分に自信ができます。
アイデンティティが確立します。
ですから、他人からの評価よりも、自分自身の評価が大事になります。
この欲求が妨害されると、劣等感や無力感などが生まれます。
だから、ちっぽけな権力者は、あなたのこの欲求を奪いに来ます。
でも、ちゃんと自分ができていれば、まったく、恐れる必要はありません。
ここまで読み続けてこられた方は、「私はこんな人!」というあなた自身の
アイデンティティがありますね!
・第五段階 自己実現の欲求(self-actualization)
これまでの四段階の欲求が満たされると、人は、さらに先を求めていきます。
現実をより有効に知覚しようとします。
より快適な関係を保ちたいと思うようになります。
マズローは、15の状態を示しました。(http://ja.wikipedia.org/wiki/自己実現理論より引用)
・現実をより有効に知覚し、より快適な関係を保つ
・自己、他者、自然に対する受容
・自発性、単純さ、自然さ
・課題中心的
・プライバシーの欲求からの超越
・文化と環境からの独立、能動的人間、自律性
・認識が絶えず新鮮である
・至高なものに触れる神秘的体験がある
・共同社会感情
・対人関係において心が広くて深い
・民主主義的な性格構造
・手段と目的、善悪の判断の区別
・哲学的で悪意のないユーモアセンス
・創造性
・文化に組み込まれることに対する抵抗、文化の超越
さあ、いくつかのキーワードが出てきました。
<受容><自然さ><超越><自律性><こころが広くて深い><ユーモア><創造性>……。
みんな、次の<感情>への重要なポイントです。
では、もう一度、エリクソンのアイデンティティの発達にならって、人生を振り返ってみませんか?
前に書いたのと、どこが違っているのでしょう?
もう、説明の必要はありませんよね!
おぎゃあと生まれました。
家族の愛に包まれています。
なんでも、お母さんや家族がやってくれます。
だから、なんの不自由もありませんでした。
やがて、一人歩きが出来るようになります。
言葉も話せるようになってきました。
でも、まだ、家族の愛に包まれています。
世界は、あなたを中心に回っています。
さあ、自我が目覚めてきました。
目の前には、色々なおもちゃがあります。
いたずらも楽しいです。
でも、ご両親は、あなたが、何が正しくて、何が間違っているかを、あなたが理解をして、わかるまで、じっと待っていてくれました。
決して、「~しなさい」とか「~ダメよ」なんて言いません。
いつも、笑顔の両親が居ました。
そうして、保育園や幼稚園に行きます。
と、自分と同じような、自己中の塊が、たくさん居る事に気が付きます。
おもちゃも、一人で独占できません。
取り合いになります。
勝てば嬉しいし、負ければ悔しいです。
でも、泣くと、優しい保母さんが慰めてくれます。
あなたは、世界があなただけを中心に回っているのではない事を知りました。
みんなの世界なんです。
さあ、小学校に入ります。
あなたの自我は、どんどん膨らんでいきます。
新しく目にする事も多くなってきます。
好奇心の塊だったはずです。
先生達が、あなたの好奇心が満たされるまで、じっと、根気よく付き合ってくれます。
あなたの欲求は満たされていきます。
中学校に行っても、高校に行っても、大学に通います。
思春期を通して、あなたは、自分自身を見つけました。
「わたしはこんな人」って、胸を張って言えます。
社会に出て、大人になりました。
彼氏(彼女)ができて、デートです。
もちろん、あなたの愛には下心なんてものはありません。
ただ、そのパートナーと「一緒にいたい」と思いました。
私も100%、あなたも100%。
だから、一緒に、200%、いや、もっと上を目指せるよね。
一緒に、成長しよう!
さあ、選択の時が来ました。
あなたは、ちゃんと自己主張もできます。
もちろん、お友達や先生や部下など、他の人の意見もちゃんと聴けます。
やがて子供が生まれました。
赤ちゃんの時には、ものすごくかわいがりました。
だんだんと反抗期になってきます。
でも、あなたは、じっと見守ります。
やかんに触ると熱いことは、ちょっとだけ、自分で体験しないと理解することができないことを、ちゃんと知っています。
やがて、部下が出来ました。
あなたは、部下の成長を見守ることができます。
あなたに、パワーゲームは必要ありません。
やがて、あなたは、年老いていきます。
子どもが結婚して独立しました。
最愛の配偶者が亡くなってしまいました。
あなたは、ひとりぼっち。
あなたが気が付いたとき、あなたは、車いすに座って、養老院のレクレーション室に居ました。
若い介護職員さんが、「さあ、みんなといっしょに遊びませんか?」とあなたに声をかけます。
あなたは、積極的に仲間を募ります。
いつも笑顔です。
介護職員さんの、うれしそうな声が聞こえます。
「……さん、かわいいおばあちゃんね(おじいちゃんね)!」
介護職員さんが、お風呂に入れてくれます。
食事が運ばれます。
歯みがきをしてくれます。
あなたは、素直に「ありがとう」が言えます。
あなたは、ふと、鏡を見ました。
車いすの上で、つやつやした笑顔の老人がいます。
(私の人生、けっこう、楽しんだな……)
今までに出逢った、子どもや部下の笑い声がこだまします。
あなたは、いつも誰かに、優しい言葉をかけていました。
あなたの人生は、いつも<喜び>でいっぱいでした。
<楽しい>思い出しかありません。
涙なんて出ません。
あなたは、ただ、自分の顔を見続けていました。
あなたは、笑ってみようと思いました。
もちろん、そこには、すばらしい笑顔のあなた自身が居ます。
「……さん、レクレーションの時間よ!」
若い介護職員さんが走ってきました。
あなたは、右手を挙げます。
親指を突き出してみました。
「いえい!」
さあ、モザイクのような<感情>。
次の感情に、突入です。
とげとげのこころ。
ハート!
私のハートはとげとげ?
何がそうさせてしまったのでしょうか?
でも、自分だけを攻めないでください。
別に、あなたが悪いのではありません。
人には、学びのスピードがあります。
同僚にもこんな人がいました。
最近は、学生さんはゆとり教育です。
ですから、昔の大学のように偉そうに講義をすればいいってものではありません。
「私は、レベルを落として講義することができません!」
同僚にこんな人がいました。
講義中に学生が寝ています。
「学生は、寝る権利を行使しているんです」
同僚にこんな人がいました。
落ちこぼれのフォローアップをお願いされました。
「無理ですね。私は、教育法を学んできませんので……。」
同僚にこんな人がいました。
実習生に切れました(をいをい!)。
「実習させてやっているのに、なんだ!」
同僚にこんな人がいました。
「先生が落とすと言えば、この学生は留年ですけど……」
「……(決断できず)。」
ついでに私も(汗)。
ついつい、売られた喧嘩を買ってしまいます(反省)。
答えは簡単です。
他の方法を知らなかったからなんです。
そして、もう一つ。
学ぼうという姿勢がないからなんです。
前にも、書いたと思います。
チャンスはどこにでもあります。
アイテムは様々なところに隠されています。
アイテムに気がつくかどうかは、もちろん、私たち自身です。
そのためには、感性のレセプターを育てなければ、って書いてきましたね。
さあ、その感性のレセプターは、どのようにして育ってきたんでしょうか?
こんな心理学者が居ます。
アブラハム・マズローです。
人の欲求を、原始的なものから順番に並べました。
「自己実現理論」あるいは「マズローの欲求段階説」ともいわれています。
心理学の始めのあたりで習いますね。
私たちの心は、少しずつ発達していきます。
・第一段階 生理的欲求(physiological need)
生命維持のための食事・睡眠・排泄等の本能的・根源的な欲求です。
私たちが生きていくための最低限の欲求ですね。
・第二段階 安全の欲求(safety need)
安全・経済的安定・健康などに対する欲求です。
さて、ここには、こんなことが書かれています。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/自己実現理論)
この欲求が単純な形ではっきり見られるのは、驚異や危険に対する反応をまったく抑制しない
幼児である。
一般的に健康な大人はこの反応を抑制することを教えられている上に、文化的で幸運な者は
この欲求に関して満足を得ている場合が多いので、真の意味で一般的な大人がこの安全欲求を
実際の動機付けとして行動するということはあまりない。(以上引用)
いかが?
先の例は、ここからの行動ですね。
自分の保身のために、自分よりも弱い立場の者を虐めたり、重要な場面で決断ができません。
<恐怖>からの行動原理です。
どうして、先へ進めなかったのでしょうか?
・第三段階 所属と愛の欲求(social need/love and belonging)
生理的欲求と安全欲求が満たされたあと、この欲求が現れる。
ひとつは、情緒的な人間関係。
ようやく情緒という言葉が出てきましたね。
そして、他者に受け入れられている、どこかに所属しているという感覚です。
・第四段階 承認(尊重)の欲求(esteem)
自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求です。
まず、低いレベルの尊重欲求があります。
それは、他者からの尊敬、地位への渇望、名声、利権、注目などによって満たすことができます。
あれ、変ですね。
みんな、あなたの周りにいる人ばっかりじゃないですか?
「歯医者さんには、教授には、威厳が必要よ!」なんてのたまわった同僚も居ましたよ(笑)。
患者さんや学生を威圧してどうするんでしょうね。
マズローは、ちゃんと気づいています。
だから、「この低い尊重のレベルにとどまり続けることは危険だ」と言っています。
で、まだ、なかなか先に進めませんね。
ようやく、ちょっと、高いレベルの尊重欲求になります。
自己尊重感、技術や能力の習得、自己信頼感、自立性などですね。
自分に自信ができます。
アイデンティティが確立します。
ですから、他人からの評価よりも、自分自身の評価が大事になります。
この欲求が妨害されると、劣等感や無力感などが生まれます。
だから、ちっぽけな権力者は、あなたのこの欲求を奪いに来ます。
でも、ちゃんと自分ができていれば、まったく、恐れる必要はありません。
ここまで読み続けてこられた方は、「私はこんな人!」というあなた自身の
アイデンティティがありますね!
・第五段階 自己実現の欲求(self-actualization)
これまでの四段階の欲求が満たされると、人は、さらに先を求めていきます。
現実をより有効に知覚しようとします。
より快適な関係を保ちたいと思うようになります。
マズローは、15の状態を示しました。(http://ja.wikipedia.org/wiki/自己実現理論より引用)
・現実をより有効に知覚し、より快適な関係を保つ
・自己、他者、自然に対する受容
・自発性、単純さ、自然さ
・課題中心的
・プライバシーの欲求からの超越
・文化と環境からの独立、能動的人間、自律性
・認識が絶えず新鮮である
・至高なものに触れる神秘的体験がある
・共同社会感情
・対人関係において心が広くて深い
・民主主義的な性格構造
・手段と目的、善悪の判断の区別
・哲学的で悪意のないユーモアセンス
・創造性
・文化に組み込まれることに対する抵抗、文化の超越
さあ、いくつかのキーワードが出てきました。
<受容><自然さ><超越><自律性><こころが広くて深い><ユーモア><創造性>……。
みんな、次の<感情>への重要なポイントです。
では、もう一度、エリクソンのアイデンティティの発達にならって、人生を振り返ってみませんか?
前に書いたのと、どこが違っているのでしょう?
もう、説明の必要はありませんよね!
おぎゃあと生まれました。
家族の愛に包まれています。
なんでも、お母さんや家族がやってくれます。
だから、なんの不自由もありませんでした。
やがて、一人歩きが出来るようになります。
言葉も話せるようになってきました。
でも、まだ、家族の愛に包まれています。
世界は、あなたを中心に回っています。
さあ、自我が目覚めてきました。
目の前には、色々なおもちゃがあります。
いたずらも楽しいです。
でも、ご両親は、あなたが、何が正しくて、何が間違っているかを、あなたが理解をして、わかるまで、じっと待っていてくれました。
決して、「~しなさい」とか「~ダメよ」なんて言いません。
いつも、笑顔の両親が居ました。
そうして、保育園や幼稚園に行きます。
と、自分と同じような、自己中の塊が、たくさん居る事に気が付きます。
おもちゃも、一人で独占できません。
取り合いになります。
勝てば嬉しいし、負ければ悔しいです。
でも、泣くと、優しい保母さんが慰めてくれます。
あなたは、世界があなただけを中心に回っているのではない事を知りました。
みんなの世界なんです。
さあ、小学校に入ります。
あなたの自我は、どんどん膨らんでいきます。
新しく目にする事も多くなってきます。
好奇心の塊だったはずです。
先生達が、あなたの好奇心が満たされるまで、じっと、根気よく付き合ってくれます。
あなたの欲求は満たされていきます。
中学校に行っても、高校に行っても、大学に通います。
思春期を通して、あなたは、自分自身を見つけました。
「わたしはこんな人」って、胸を張って言えます。
社会に出て、大人になりました。
彼氏(彼女)ができて、デートです。
もちろん、あなたの愛には下心なんてものはありません。
ただ、そのパートナーと「一緒にいたい」と思いました。
私も100%、あなたも100%。
だから、一緒に、200%、いや、もっと上を目指せるよね。
一緒に、成長しよう!
さあ、選択の時が来ました。
あなたは、ちゃんと自己主張もできます。
もちろん、お友達や先生や部下など、他の人の意見もちゃんと聴けます。
やがて子供が生まれました。
赤ちゃんの時には、ものすごくかわいがりました。
だんだんと反抗期になってきます。
でも、あなたは、じっと見守ります。
やかんに触ると熱いことは、ちょっとだけ、自分で体験しないと理解することができないことを、ちゃんと知っています。
やがて、部下が出来ました。
あなたは、部下の成長を見守ることができます。
あなたに、パワーゲームは必要ありません。
やがて、あなたは、年老いていきます。
子どもが結婚して独立しました。
最愛の配偶者が亡くなってしまいました。
あなたは、ひとりぼっち。
あなたが気が付いたとき、あなたは、車いすに座って、養老院のレクレーション室に居ました。
若い介護職員さんが、「さあ、みんなといっしょに遊びませんか?」とあなたに声をかけます。
あなたは、積極的に仲間を募ります。
いつも笑顔です。
介護職員さんの、うれしそうな声が聞こえます。
「……さん、かわいいおばあちゃんね(おじいちゃんね)!」
介護職員さんが、お風呂に入れてくれます。
食事が運ばれます。
歯みがきをしてくれます。
あなたは、素直に「ありがとう」が言えます。
あなたは、ふと、鏡を見ました。
車いすの上で、つやつやした笑顔の老人がいます。
(私の人生、けっこう、楽しんだな……)
今までに出逢った、子どもや部下の笑い声がこだまします。
あなたは、いつも誰かに、優しい言葉をかけていました。
あなたの人生は、いつも<喜び>でいっぱいでした。
<楽しい>思い出しかありません。
涙なんて出ません。
あなたは、ただ、自分の顔を見続けていました。
あなたは、笑ってみようと思いました。
もちろん、そこには、すばらしい笑顔のあなた自身が居ます。
「……さん、レクレーションの時間よ!」
若い介護職員さんが走ってきました。
あなたは、右手を挙げます。
親指を突き出してみました。
「いえい!」
さあ、モザイクのような<感情>。
次の感情に、突入です。