今朝のNHKニュース。
 インプラントの失敗例が増えているという特集があった。
 前にも書いたが、インプラントは開業医から始まった。
 大学での研究やインプラント治療室などの整備は、だいぶ遅れてしまった。
 だから、口腔外科では、いつも後始末。
 日本口腔外科学会誌でも、数年前に特集もあった。
 2009年の「インプラントの変遷と今後の展開 : 過去, 現在, 未来 」矢島安朝著では、色々な問題点も取り上げている。
 NHKは、業者の数時間の講習会を受けて、すぐに、実施の患者さんに埋め込んでしまう、なんて、報道していた。
 これも前に書いたが、口腔外科の専門医をとるには、100例の手術と6年の歳月が必要。
 さすがの私も、数時間の講習で、新しい治療は出来ない。
 埋伏歯の抜歯も出来ないのに、「歯科口腔外科」とか「インプラント」なんて、私には怖いかも。

 でも、なんで、この時期に、NHKでこんなニュースを取り上げたのか?