カルメン・デロリフィチェ。
 先日のベストハウス123に出ていたスーパー・カリスマ・モデルだ。
 80歳にして、なお、かくしゃくとしている。
 素晴らしい!

 その中で、ちょっと心に残った言葉がある。
 若い頃、自分が、がりがりにやせている事をコンプレックスに感じていた。
 でも、「弱点は、逆に強みに出来るのだ!」
 そう、彼女は確信をした。
 すばらしい!

 そして、もう一つ。
 人は、着飾る。
 でも、それは、自分の内面の弱点を見せないための、派手な衣装を着たがる。
 「本当のおしゃれは、シンプルなものを着こなしてこそ!」

 心も同じだ。
 もちろん、歯医者さんも同じだ。
 ついつい、講習会とか学会のブースをみると、最新式の機械や材料が並んでいる。
 新しいインプラントだ!
 新しいホワイトニングだ!
 新しいレーザーだ!
 飛びつきたくなるのはやまやまだ。
 でも、機械が治療をするのではない。
 人が人を治す。
 もちろん、患者さんとのコミュニケーションが重要だ。
 どんなに新しい器材があっても、それは、治療の基本ではなくて、オプションだ。

 そうそう、こんな言葉があった。
 「弘法は筆を選ばず」