ひとは、千の顔を持ちます。
そして、あなたが出逢う人々は、あなたの心の鏡です。
これは、カウンセリングの極意です。
極意って、実は簡単です。
でも、簡単だからこそ、単純だからこそ難しい。
ハリーポッターの「みぞの鏡」のように、鏡は、あなたのこころを、素直にそのままに映し出してしまうからですね。
あなたのこころが濁っていれば、そのままに。
あなたのこころが楽しんでいれば、そのままに。
だから、昔、ジェニファー・コネリーとデヴィッド・ボウイが主演した「ラビリンス/魔王の迷宮」のように、あなたのこころの中のゴブリン達と遊んでいるのも自由です。
「食べて祈って恋をして」はこんな風に終わっています。
『こうして、私は「探求の力学」と呼べるものに行き着いた。
重力と同様に、自然界に存在する法則だ。
その法則はこういうものだ。
日常慣れ親しんだ家、または恨み。
そういうものを勇気を出して捨て去り
外の世界と、内なる魂を目指し、探求の旅に出る。
そして、その旅のすべての出来事を「手がかり」と考え
出逢うすべての人を「先生」と考えるのだ。
そして、自分と向き合い、
自分自身で難点と思う部分を許せば
真実が見えてくる』
(食べて祈って恋をして、字幕より引用しました。)
禅のお勉強に使う「十牛図」をご存じでしょうか?
飼っている牛が居なくなりました。
牛を探しに旅に出ます。
でも、どこにもいません。
牛は、自分の中にいたんです。
チルチルミチルの「青い鳥」。
幸せの青い鳥を探して、旅に出ました。
でも、鳥はどこにもいません。
青い鳥は、自分の家にいたんです。
「ペールギュント」。
ペールギュントは、若い妻をめとりますが、放浪の旅に出ます。
でも、幸せは見つかりません。
ぼろぼろになって、故郷の家に辿り着きます。
そこで、年老いた妻が言います。
「おかえり」
真実は、いつも、同じところにあります。
「食べて祈って恋をして」はこんな風にも言っていました。
『肝臓で笑っているか?』
(笑)