迷路の中には、何があるのでしょうか?
そこには、こどもの頃からの優しい、でも、傷つきやすい、繊細な、あなたの本当の姿があるんです。
優しい、きれいな、花が咲いて居るんです。
でも、自我が成長し、いろいろな人との人間関係の中で、強い風が吹いたり、冷たい雨が降ったりしました。
好きな人も、嫌いな人もいます。
あなたを助けてくれる人もいれば、あなたを傷つける人もいます。
あなたの、心の中の秘密の花園の花を守るためには、あなたは、温室を作らなければなりませんでした。
でも、それでも、防ぎ切れません。
あなたは、壁を作ります。
それでも、ずかずか、他人の心を踏みにじる人がたくさん居ます。
嫌な気持ちになりたくありません。
あなたは、どんどん壁を高く、どんどん壁をたくさん、そして、他人が入り込めないように、迷路を造り出してしまったんです。
あなたは、自分を守るためにこんな鋼鉄の鎧を着ました。
でも、それを着ている事を忘れてしましまた。
あなたは、鎧の小さな穴から、外の世界をおそるおそる見ています。
でも、他の人が、鎧を着たあなたをどう見ているのでしょうか?
その鎧は、確かに、あなたを守っているかもしれませんが、他の人には、恐ろしい武器に見えます。
すると、あなたと他の人の距離はどんどん遠くなってしまいました。
気が付いたとき、あなたは、何を守っているのかさえ、忘れてしまいました。
まえがみ太郎のどうどの山の火の鳥のようですね。
気が付いたときには、いろいろなものを背負っていました。
この銅像のように、重たい何かを。
でも、何を背負っているのかは忘れてしまいました。
重くて暗い鋼鉄の鎧の中で、「人生って、暗いよ!重いよ!」と叫んでいます。
あなたは、あなた自身が、造り出した迷路の中で、迷ってしまいました。
今、どこにいるのかもわかりません。
そこで、何をしてるのかもわかりません。
壁や鎧で遮られたあなたの心の中には、明るい太陽の光が届いていません。
そこには、あなたに何かをささやくグレムリンが潜んでいます。
グレムリンは、あなたを不安に陥れます。
グレムリンは、暗いところが大好きです。
グレムリンは、あなたにいけないことをささやいています。
でも、それを創り出しているのも、あなた自身です。
あなたの心が、別の方向に向いてしまえば、消えてしまいます。
修行中のお釈迦様だって、イエス・キリストだって、同じ経験をしたんですよ!
でも、ちゃんと気が付いたんです。
さあ、心の火を灯して下さい。
でも、もう一度想い出して下さい。
そこにあるのは、あなた自身です。
もう、大人です。
こどもの時に、まだ、成長していないときには、怖かった世界も、もう、大丈夫ですね。
カリメロのように、いつまでも、タマゴの殻を付けていなくても大丈夫ですね。
スヌーピーのライナスの様に、いつまでも、安心毛布を握っていなくても大丈夫ですね。
お友達のジャニスが病気になったとき、ライナスは彼女を守るために、ものすごく成長をしました。
さあ、あなたの秘密の花園の花に、暖かい太陽の光を当ててあげて下さい。
あなたが、そう決心するだけでいいんですよ!