山田隆文の歯医者さん日記

 迷路の中には、何があるのでしょうか?
 そこには、こどもの頃からの優しい、でも、傷つきやすい、繊細な、あなたの本当の姿があるんです。
 優しい、きれいな、花が咲いて居るんです。
山田隆文の歯医者さん日記

 でも、自我が成長し、いろいろな人との人間関係の中で、強い風が吹いたり、冷たい雨が降ったりしました。
 好きな人も、嫌いな人もいます。
 あなたを助けてくれる人もいれば、あなたを傷つける人もいます。
 あなたの、心の中の秘密の花園の花を守るためには、あなたは、温室を作らなければなりませんでした。
 でも、それでも、防ぎ切れません。
 あなたは、壁を作ります。
 それでも、ずかずか、他人の心を踏みにじる人がたくさん居ます。
 嫌な気持ちになりたくありません。
 あなたは、どんどん壁を高く、どんどん壁をたくさん、そして、他人が入り込めないように、迷路を造り出してしまったんです。
 あなたは、自分を守るためにこんな鋼鉄の鎧を着ました。
 でも、それを着ている事を忘れてしましまた。
 あなたは、鎧の小さな穴から、外の世界をおそるおそる見ています。
 でも、他の人が、鎧を着たあなたをどう見ているのでしょうか?
 その鎧は、確かに、あなたを守っているかもしれませんが、他の人には、恐ろしい武器に見えます。
 すると、あなたと他の人の距離はどんどん遠くなってしまいました。
山田隆文の歯医者さん日記

 気が付いたとき、あなたは、何を守っているのかさえ、忘れてしまいました。
 まえがみ太郎のどうどの山の火の鳥のようですね。
 気が付いたときには、いろいろなものを背負っていました。
 この銅像のように、重たい何かを。
 でも、何を背負っているのかは忘れてしまいました。
 重くて暗い鋼鉄の鎧の中で、「人生って、暗いよ!重いよ!」と叫んでいます。
山田隆文の歯医者さん日記

 あなたは、あなた自身が、造り出した迷路の中で、迷ってしまいました。
 今、どこにいるのかもわかりません。
 そこで、何をしてるのかもわかりません。
 壁や鎧で遮られたあなたの心の中には、明るい太陽の光が届いていません。
 そこには、あなたに何かをささやくグレムリンが潜んでいます。
 グレムリンは、あなたを不安に陥れます。
 グレムリンは、暗いところが大好きです。
 グレムリンは、あなたにいけないことをささやいています。
 でも、それを創り出しているのも、あなた自身です。
 あなたの心が、別の方向に向いてしまえば、消えてしまいます。
 修行中のお釈迦様だって、イエス・キリストだって、同じ経験をしたんですよ!
 でも、ちゃんと気が付いたんです。
$山田隆文の歯医者さん日記

 さあ、心の火を灯して下さい。
 でも、もう一度想い出して下さい。
 そこにあるのは、あなた自身です。
 もう、大人です。
 こどもの時に、まだ、成長していないときには、怖かった世界も、もう、大丈夫ですね。
 カリメロのように、いつまでも、タマゴの殻を付けていなくても大丈夫ですね。
 スヌーピーのライナスの様に、いつまでも、安心毛布を握っていなくても大丈夫ですね。
 お友達のジャニスが病気になったとき、ライナスは彼女を守るために、ものすごく成長をしました。

 さあ、あなたの秘密の花園の花に、暖かい太陽の光を当ててあげて下さい。
 あなたが、そう決心するだけでいいんですよ!