$山田隆文の歯医者さん日記

 月だって、満月の時もあれば、三日月の時もあれば、新月の時もあります。
 太陽の光をいっぱいに浴びて、夜道を照らしてくれることもあります。
 山歩きをしていて、月の光って、こんなに明るかったのかと、びっくりすることもあります。
 さて、それでも、月は、何も言いません。
 たとえ、太陽の光が全く届かなくても、また、光り輝くことを知っているからですね。
 心もおんなじです。
 何度も、感情を溜め込んではいけないと書きました。
 よどんだ感情は、まるで、新月のまんま、月の回転を止めてしまったようなものです。
 でも、安心して下さい。
 上善如水と書いたように、放っておいても、感情は自然に流れます。
 コップが一杯になれば溢れてしまうように、あなたの心がいっぱいになれば、自然に流れ出します。
 溺れることはありません。
 流れ出せば、また、きれいになるのですね。
 さあ、心のダムを解放していいんだという、許可を与えて下さい。
山田隆文の歯医者さん日記

 光があるから影ができます。
 影だけでは、存在はしません。
 そして、光によって、いろいろな表情も生まれます。
 能の世界では、薪の柔らかい光に映し出された、能面の微妙な角度を変えて、様々な表情を作り出すとされています。
 美内すずえさんのガラスの仮面のようにですね。
 心もまた、同じです。
 光のあて方によって、変化をしていくのですね。
山田隆文の歯医者さん日記

 感情の世界では、<喜び>は光のような存在ですと書いてきました。
 光のあて方によって表情は、こんな暗い感じにもなります。
 <喜び>が足りないのでしょうか?
 顔にも暗い影が沢山できています。
山田隆文の歯医者さん日記

 同じ角度の顔です。
 全く同じ顔です。
 光のあて方を変えて見ました。
 こんなに、優しい感じになりました。
 <喜び>も同じなんです。
 心の平静を保つには、<喜び>が必要なんです。
 <喜び>は、太陽の光にきらきら輝く水面のようなものだと言いましたね。
 仮に、どんなに水の中が汚れていても、水面はきらきら輝いています。
 <喜び>は、すべての嫌な感情を消してしまう、すばらしい力があるのです。

 あなたの、お好みの顔はどれでしょうか?

 そうそう。
 一生懸命、お化粧で隠そうとする人もいます。
 でも、それって、あなたの本当の顔?
 どんなに、古代エジプトのクレオパトラみたいな目張りを入れても、どんなに着飾っても……。
 やっぱり、あなたの本質から出てくる光を隠す事は出来ません(笑)。
 
 それよりは、背筋を伸ばして、時には青い空を見上げて、そして、笑顔!
 これが、一番、美しく輝いていますよ!