「本当に闇はないの?」と、言われるかもしれません。
昔から、人類は、闇を<恐れ>てきました。
なぜなら、<闇>は猛獣の世界であり、<生命の危険>が付きまとっていたからです。
歩いていても、自分の位置がわかりませんので、崖から落ちてしまうかもしれません。
さて、古代エジプトでは、同じように、夜になると、太陽は死んでいると考えました。
だから、西は死を意味します。
肥沃なナイルの右岸には、街が広がります。
ピラミッドも、多くのファラオ達の眠る死者の谷も、みんな、ナイルの左岸の西側にあります。
でも、朝になると、また、東の空に新しい太陽が生まれます。
ですから、太陽信仰は、死と再生を意味する所から始まりました。
エジプトのアメン・ラーもアトンも、インカやマヤやの太陽信仰もそうですし、ネイティブアメリカンや、日本でも、なぜか、初日の出を見ると、誰でも自然に手を合わせますね。
では、夜になると、太陽は消えてしまうのでしょうか?
そんなことはないと言うことは、みんな知っていますね。
太陽は、ちゃんとあります。
ですから、私たちは、夜というのは、太陽が地球の陰に入って、見えない状態なんだと言うことを、今では、小学生でも知っていますね。
感情も同じです。
スターウォーズのダークサイドというのは、フォースの誤った使い方をしているだけです。
フォースそのものは中立なんです。
感情も同じです。
原始人さん達は、確かに闇を<恐れ>ました。
でも、火を発明しました。
炎の光は、闇を照らしました。
危険な動物たちも、今度は、逆に光を<恐れ>て、人間に近づかなくなりました。
ですから、<喜び>の光は、すべてのネガティブな感情を照らし出すのです。
と、障子に映っている時には幽霊だと思ったのに、「なあんだ、枯れた花が揺れていたのか」と言うことになりました。
あれ、<恐怖>はどこへ行ったのでしょう?
さあ、あなたの心です。
あなたの心は、沈み行く夕日のような状態でしょうか?
それとも、明け行く朝日のような状態なんでしょうか?
「えっ?夜の闇の、まっただ中ですって?」
それでも、あなたの心の太陽はありますよ!
ちゃんと輝いていますよ!
あなたが気がついてくれるのを、ただ、じっと待っています。
あなたが、まぶたを開くのをそっと待っています。
あなたが、サングラスを外すのを、いつまでだって待っていてくれます。
そんな人に必要なのは、わくわくすることを見つけることです。
ジョークの嵐です。
だじゃれの洪水です。
そして、笑顔です。
私たちは、どうして、ミッキーマウスやミニーちゃんが大好きなんでしょう?
なんで、苦しい時、辛い時、ぬいぐるみに話しかけたりするんでしょう?
答えは簡単ですね。
だって、ぬいぐるみは、しかめっ面も怖い顔もしません。
いつも、笑顔だからです。