では、なぜ、素直になれないのでしょうか?
 いつ、仮面を被ることを身につけてしまったのでしょうか?
山田隆文の歯医者さん日記

 本心を隠さなければいけないから……。
 何か、人に気づかれてはいけない意図があるのでしょうか?
 弱い自分を見せない……。
 虎の威を借りる必要がある。
 パワーゲームを仕掛ける必要が。
 などなど。
山田隆文の歯医者さん日記

 私の周りにも、こんな苦虫を噛みつぶしたような人がいます。
 笑顔を観たことがありません。
山田隆文の歯医者さん日記

 時には、天狗の鼻よろしく、「私は偉いのよ!」オーラを発している人もいます。
山田隆文の歯医者さん日記

 べつに、素直でいいのにね。
 それが、私の気持ちです。

 でも、前に書いてきたように、一方で、素直というか、無造作に感情をまき散らしてしまうような人もいます。
 これも、また、問題。
 でも、私には、そんな人の心の悲鳴が聞こえてきます。
 そうしなければ、自分自身を維持できない可哀想な人たちなんです。

 人は、いつ、感情の扱い方を間違えてしまったのでしょうか?
 どのように感じればいいのか?
 どのように表現すればいいのか?
 どのように受け取ればいいのか?

 始めは素直に感じていたはずなんですよね。

 さあ、次からは、人の感情をどう感じているかについて書いていきます。

 人の感情をどう感じるかを分析していくと、自分が見えてきます。

 前に、どこかで書きました。
 カウンセリングは鏡のようなものであると。
 クライアントの姿を見ながら、カウンセラー自身が成長をしていくんです。

 自分の心を観るのも同じです。
 「人の振り見て我が振り直せ」
 「隣の芝生」
 「他山の石」
とは、よく言ったものです。

 もし、人の姿を見て、自分の中にも同じような未成熟な部分があるのだと気づけば、それだけで、私たちは成長できます。

 さあ、もう一度、笑顔の練習です。

 鏡を見てください。

 何が見えますか?

 どんな顔をしていますか?