にはまっている。
 
$山田隆文の歯医者さん日記

 http://books.rakuten.co.jp/rb/バラ色の聖戦(1)-こやまゆかり-9784063407884/item/6314677/
 こやまゆかりさんの作品だ。
 テレビ朝日系列の日曜日の夜11時過ぎに放映中だ。
 主演の三木真琴に吹石一恵さん。
 モデルの同僚、美鈴さん役に松本莉緒さん。
 美内すずえさんのガラスの仮面の姫川亜弓や、山本鈴美香さんのエースをねらえの竜崎麗香役など、わりと強い女性役が多い。
 個人的には、こういう根性ものは結構好きだ。
 叩かれても、打ちのめされても、主人公は不死鳥の如く灰の中から立ち上がる。
 どうも、最近の学生さんは、打たれ弱い。
 機動戦士ガンダムのアムロ・レイではないが、「親父にも殴られたことないのに!」だ。
 拳で語り合った事がないので、殴られた痛みも、殴った痛みも、そして、どこまでやっていいのかの判断も出来ない。

 さて、話は、銀行員の妻の真琴がモデルに応募するところから始まる。
 
 銀行の課長で、次長への出世しか目に無い、ステレオタイプの夫。
 ライバルの同僚に出し抜かれる。
 銀行に絡む面々も、ステレオタイプが多い。
 「チーズはどこへ消えたか」タイプだ。

 一方、真琴は、主婦から未知の世界に踏み出そうとする。
 でも、夫にはその気持ちは理解できない。
 取引先の企業の専務に「自分の女房もコントロールできないのか!」と言われる始末。
 真琴は、もちろん、「バターはどこへ溶けたか」タイプだ。

 真琴をおとしめようとするライバルのモデル、中西紗良のベースに流れるのは、トラウマであり、アダルトチルドレンだ。
 母親に認めてもらえない<恐怖>が、行動原理の基本だ。
 だから、つっぱる。
 ライバルを蹴落とす事で、自分の優位性を証明したい。
 まあ、身の回りにも良くいるタイプだ。

 昔の大映テレビよろしく、どろどとした人間関係が入り乱れているが、来週が最終回。
 ちょっと、目が離せない。