これは、個人的な「チーズはどこへ消えたか」の続きです。
 私なら、ここまで考えます。
山田隆文の歯医者さん日記

 ネズミさんはふと思いました。
 そして、壁ばかりを見つめていたのをやめて、ふと、見上げました。
 そして、つぶやきました。
 「どうして、チーズなんだろう?」
 これが、二つめの命題です。
 ネズミとチーズは昔からセットですね。
 トムとジェリーなどを想い出していただければ、わかりますね。
 小人とチーズは結びつきません。
 小人さんは、ただ、チーズを食べていたんでしょうか?
 チーズを売っていたんでしょうか?
 チーズを生産する、と言うところまでは思いつかなかったのでしょうか?
 そして、チーズ以外のものでも、良かったはずですね。
 チーズに固執して<執着した>理由は何だったのでしょう?
 いろいろなことを考えさせてもらえる物語でした。
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 三つ目の命題です。
 なんで、迷路なんでしょう?
 なぜ、閉鎖された空間なんでしょう?
 おもしろいですね。
 まるで、食料の半分以上を輸入に頼っている日本のようですね。
 もし、輸入できなくなったら、この、「チーズはどこへ消えたか?(スペンサー・ジョンソン著・扶桑社刊」の小人のようになってしまうのでしょうか?
 今日も、日本の借金が個人の資産を超えてしまったかもなんていう記事がありました。
山田隆文の歯医者さん日記

 ネズミさんは、壁を登ってみました。
 発想の転換です。
 これまでは、決められた迷路の分岐点しか曲がることができませんでした。
 袋小路もありました。
 空っぽの通路もありました。
 そして、新しいチーズを見つけたんですが……

 そこで、こう考えました。
 「だれが、チーズをおいたの?」
 でも、上には、広い空がありました。
 迷路の外には、どこまでも広がる広い空間がありました。
 いろいろなものがありそうです。
 <好奇心>がうずきます。
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 最後の命題です。
 「この、迷路の外には何があるのでしょう?」
 迷路の言いたかったことは何なんでしょう?
 確かに、<恐れ>と<執着>を捨てて、新しい旅にでかければ、新しいチーズを見つけることができるかもしれません。
 でも、迷路の中です。
 そのチーズを食べ尽くしたときにはどうしたらいいのでしょう?
 また、新しいチーズを探しに行くのでしょうか?
 でも、そのチーズは誰が作っているのでしょうか?
 ある意味、チーズというものにすがっているだけです。
 牛を飼ったり、牛乳を搾ったりという、チーズを作り出す努力はしていません。
 私には、このチーズが、お金への<執着>にしてか見えて仕方ありませんでした。
 このBLOGのテーマの、心はどこへ行ってしまったのでしょう?
 何で、ネズミさん達は、始めに新しいチーズを見つけた小人は、お友達を助けに行かなかったのでしょう?