$山田隆文の歯医者さん日記

 スタートレック。
 http://www.startrek-dvd.jp/
 ご存じの方もそうでない方も。
 私たちが子どものころは、「宇宙大作戦」という日本語タイトルで放映されていた。
 ジェームズ・T・カーク船長のもと、宇宙船エンタープライズ号が、宇宙を探検して様々な宇宙人に出会っていく冒険物語。
 その後、ネクストジェネレーション、ディープスペースナイン、ボイジャー、エンタープライズなどのシリーズや、映画作品も11作公開された。

 さて、ここで登場する様々な星々や宇宙人達。
 人間味あふれ、あるいは人知を越えた思考をする。
 でも、その人間関係(宇宙人関係?)には、いつも、はっとさせられる。
 お金にめざとい守銭奴のフェレンギ星人。
 戦闘が大好きなクリンゴン星人。
 黒幕を気取って、いつも、闇の中で宇宙連邦転覆を画策するロミュラン星人。
 集合意識のボーグ。
 Q(結構好きだが……)。
 などなど。

 このシリーズのすごいところは、それぞれの宇宙人のキャラクター設定がしっかりしているところ。
 クリンゴン語は、きちんと文法まであり、辞書まで発売されている(笑)。

 さて、宇宙大作戦が79話、ジェネレーションが176話、ディープスペースナインが176話、ボイジャーが172話、エンタープライズが98話もあるので、全部を見るのも大変なのだが(って、たぶん、ほとんどは制覇しているはず)……。

 それぞれのエピソードは独立した話。
 そして、何か、学ぶべきものがある。
 ステレオタイプの登場人物。
 黒幕タイプ。
 直情型。
 熟考型。
 などなどなど……。

 どこかでも書いたかも。
 人は何からでも学べる。
 受容体(レセプター)さえしっかり持っていれば。

 ただ、学生時代に書かされたあの読書感想文だけはいただけない。
 無理矢理、古典文学作品や純文学作品なるものを読まされて、感想文を書かされる。
 わたしは、主人公ではなく、脇役に注目して書いちゃったりするので、いつも点数が悪い。
 だって、指導要綱に、感想文の採点方法まであるのだ。
 だいたい、国語は嫌いである。
 この物語の主人公は、どう思っていたのか、つぎの5つの選択肢から選べって!
 人の感性はみんな違うんだから、画一的な応えが出来るはずはない。
 穴埋めだって、前後関係によって、全く違った意味になるんだから、弱肉強食を焼肉定食って書いたっていいじゃないか!

 ある有名な賞の受賞作家。
 入学試験問題に採用されたとして、インタビュー受けていた事があった。
 「私にも解けません」
 と、彼は答えていた(笑)。
 著者にすらわからないのに、どうやって問題を作ったのか……。
 謎である。