さあ、問題の<感情>ですが、いろいろな対応法があります。
<感じる>
感情を素直に感じます。
でも、ちょっと、過剰反応することもありますね。
爆発されては、かないません(笑)。
感情の爆発は、発散方法としてはかなり過激ですが、もちろん、すっきりします。
ただし、その感情の爆発の衝撃波を受けた人には、そこから、新たな感情が生まれてしまいますので、使い方にはご注意を!
<感じない>
これも、一つの選択です。
感情の感受性には、敏感な人もいれば、鈍感な人もいます。
前に、レセプター(受容体)の話をしたことがあると思います。
感情の受容体は、感性です。
感性は、
・物事を心に深く感じ取る働き。感受性。
・外界からの刺激を受け止める感覚的能力。カント哲学では、理性・悟性から区別され、外界から触発されるものを受け止めて悟性に認識の材料を与える能力。
とあります(http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/48663/m0u/感性/)。
感性は、経験をしたことで育ちます。
泣いて、笑って、喧嘩して、落ち込んで、また復活して……。
でも、汗を流して、涙を流して、経験をしたことがなかったらどうなるでしょうか?
ゲームなどのバーチャルな世界です。
2次元です(まあ、最近は3Dもありますが……)。
汗は流しません。
喧嘩をしても、手も痛くありません。
<逃げ出す>
もっと、酷い方法もあります。
逃げ出します。
一つの例です。
あるドクターです。
卒業したてのときには、何でもできると思いました。
最先端の教育を受け、最先端の実習をしてきました。
昔のドクターよりも、知識はいっぱいあります。
どんな病気だって治してみせる!
でも、うまくいかないこともあります。
自分が、対応できない患者さんに出逢いました。
突っ張っても解決をしません。
失敗をします。
落ち込みます。
もう、こんな気持ちになるのは嫌だと感じます。
対応方法は3つあります。
<上の方法>
・勉強をして、もっと良いドクターになる
<中の方法>
・ドクターには威厳が必要だと、パターナリズムを体現してもっと偉そうになる
<下の方法>
・感情は見たくないから、逃げ出す
嫌な感情を感じたくないのなら、そんなシチュエーションにならないようにする、なりそうになったら逃げ出すのが、一番効果的な方法です。
でも、それでいいんでしょうか?
感情の爆発と、逃げ出す。
ステレオタイプの反応ですね。
もっと、良い方法があるに違いありません。