電車男で有名になった秋葉原ですね。
よく、秋葉系などと言われています。
さて、同じ例えですが、やはり、秋葉原は中立です。
私のように、よく、パソコンの部品を探しに行く人にとっては、パソコンの街です。
アニメのフィギュアやメイドさんや同人誌が趣味な人にとっては、別の意味の天国です。
海外からの旅行者にとっては、免税店がたくさんあります。
美味しい、ラーメン屋さんも焼き肉屋さんもあります。
そうそう、忘れてはいけません、もちろん、ドンキホーテの最上階にあるAKB48も!
筑波学園都市からの新しい路線も開業しました。
そして、秋葉原の町も、オフィスビルが増えて、別の形に変わりつつあります。
まだ、今でも、一歩、路地に入ると、沢山の小さい工場があります。
メッキ工場や、お気に入りのレザーショップも。
そこで生活をしている人も居ます。
先ほどの平将門の神田明神も歩いて10分くらいです。
菅原道真の湯島天神もあります。
仮面ライダー響鬼の秘密基地のたちばなのモデルになっている粟ぜんざい屋さんの、「竹むら」もすぐそこです。
さあ、同じ秋葉原ですが、それぞれそこで生活して関わり合っている人たちにとって、すべて違った現実がそこにあるのですね。
それを選択しているのは、やはりあなたなのです。
そこに関わり合う人が100人いれば、100の現実があるのですね。
もうひとつ、「あ」なんて、思っていただけましたでしょうか?
太陽の光です。
白く見えます。
でも、小学校の時に実験をしましたね。
プリズムという三角形のガラスを通してみると、7色の虹の色に分かれます。
赤、オレンジ、黄色、緑、青、紺、紫ですね。
実際には、赤外線や紫外線など、目には見えませんが、いろいろなものが含まれています。
目で見えないから、それは、現実ではないのでしょうか?
感情だって、「じゃあ、ちょっと、その悲しみをつまんで出してみてよ」なんて言われても困ります。
でも、やはりそこにいろいろな感情があります。
私たちが、今まで、当たり前だと思っていた現実にも、いろいろな側面があるのです。
私たちは、どうしても、自分の立場を中心に物事を見てしまいます。
これは、仕方のないことです。
私たちは、太古の昔から月の一面しか見ていません。
でも、裏側もあります。
宇宙人や、アポロ宇宙船で月を回った数少ない宇宙飛行士たちが、その裏側を肉眼で見るという幸運に恵まれました。
見えないから無いのでしょうか?
そうではありませんね。
ローズ家の戦争の夫婦げんかは、お互いが自分の立場でしか主張をしていませんでした。
まるで、御馳走を前に食べられない地獄の亡者達です。
これも自分のもの、あれも自分のもの、と、執着しています。
当然、相手も、自分の言うことを聞いてくれると考えます。
相手も、おんなじ様に考えているのに違いないと、錯覚に捕らわれています。
捕らわれて、握りしめてしまうと、他のものは見えなくなります。
感情とうまくつきあうための、次のステップです。
「一歩下がって、いろいろな方向から見てみましょう」


