さて、深い話しになる前に、ちょっと、ストレスの話しをします。
ストレスというと、悪いものの代名詞のように感じます。
でも、ストレスは、決して悪いものではありません。
私たちは、ストレスがなければ、生きていけません。
私たちは、適度の刺激があるから生きていけるのです。
私は、介護保険の二次審査委員もやってきましたし、また、訪問歯科診療などで、寝たきりのお年寄りの入れ歯なども治しています。
さて、そんなお年寄りの中には、食べる意欲もなく、何も話さず、ずっと、一日中天井を見上げている方も居ます。
何か刺激はあるのでしょうか?
アメーバは、光という刺激を受けて、光の方に進みます。
そこに、餌となるものがあるから、動き回るのですね。
適度のストレスは、私たちを活性化されてくれるのです。
でも、私たちが適応できる以上のストレスがやってきたらどうなるでしょうか?
私たちの心はいっぱいになります。
仕事だって、一日にできる量は決まっていますので、それ以上の仕事は、残業したって、家に持ち帰ったって、できるはずもありません。
歯科医師だって、口腔外科では、朝までかかるような手術だってあります。
翌日も、そのまま仕事です。
さて、こんな、禅の有名な話しがあります。
ある人が、有名なお坊さんのところに弟子入りに行きます。
と、そのお坊さんは、お茶をごちそうしてくれるのですが、お茶碗からお茶があふれても、どんどん、注いでいきます。
「もう、お茶があふれてしまっています」と、その人は訊きます。
と、お坊さんが言いました。
「あなたの心はまだ、色々な雑念でいっぱいです。いくら、大切なお釈迦様の言葉を聴いても、入る場所がありません。空にしてからまたおいで下さい。」
「レッドクリフ」でも同じシーンがありましたね。
小喬が、曹操にお茶をいれているシーンです。
「2012」にも、同じシーンがありましたね。
チベットの寺院で修行をしているニーマ - オスリク・チャウに、師が言います。
「お茶がこぼれていますよ」
「おまえの心の中だ。からっぽにしなければいけない」
さて、私たちの心はどうなんでしょうか?
もう、私たちの心の器はいっぱいじゃないでしょうね?
さあ、まず、捨ててみましょう!
さて、私たちの心には、ちゃんと、バランスがあります。
ストレスに見合うだけの、遊ぶことをしていれば、きちんと、バランスが保たれています。
赤い方の玉はストレスです。
自律神経の中の交感神経です。
緑色の玉は遊ぶことです。
リラックスすることです。
自律神経の副交感神経です。
交感神経が緊張すると、アドレナリンがでて、心臓がばくばくし、血圧が上がります。
一方で、皮膚や胃腸の血行が悪くなり、唾液も減って口が渇き、胃腸障害になります。
おしっこも近くなります。
副交感神経が働くと、心臓の動きはゆっくり蜷利、血圧も下がります。
皮膚や胃腸の決行は良くなります。
唾液もでて、消化も良くなり、まさに、リラックスした状態です。
よく、交感神経が自動車のアクセル、副交感神経がブレーキにたとえられますね。
自動車は、アクセルとブレーキが、両方、バランスよく働くことで、上手く動くのですね。
バランスが取れていると、一個のストレスに、一個のリラックスが対応します。
ちょっと、疲れたって、遊んだり、温泉につかったりすれば、解消します。
でも、バランスが崩れると、どうなるでしょうか?
遊ぶことよりも、ストレスの方がいっぱいになりました。
いつも、私たちは、こんないいわけをします。
「今度、休みができたら、遊びに行くよ!」
でも、休みができなかったらどうなるんでしょう?
ストレスはたまり続けます。
遊んで、ストレス解消することは、全然できません。
心の天秤は傾いてきます。
恋人だって、デートの予定をすっぽかしたら、かなり怒ります。
私たちの心と体も、裏切られたと感じます。
そして、いつも、いつも、約束を守らなかったら、どうなりますか?
恋人だって、愛想を尽かして去っていきます。
恋人だったら、また、出会いがあるかもしれませんね。
でも、体にそっぽを向かれたら、どうなってしまうんでしょうか?
さあ、ついに、支えきれなくなった天秤が倒れてしまいました。
いつもいつも、自分の心と体にさえ約束を守れなかったので、そっぽを向かれたのです。
車だって、アクセルだけを踏み続けていたらどうなるでしょうか?
いつかは、ガソリンが切れます。
と、動かなくなります。
私たちの体で言えば、神経の伝達物質が使い果たされて、何の気力もなくなった、まさに、鬱状態になってしまうんです。
鬱状態は、神経伝達物質を作るよりも、消費する量が多くなってしまって、脳からの命令が伝わらなくなってしまった状態です。
いつかは、エンジンオイルがなくなり、エンジンが焼き付いてきます。
神経性胃炎や、胃潰瘍や十二指長潰瘍や潰瘍性大腸炎が待っています。
アクセルとブレーキのワイヤーが伸びきってしまったら……
私たちの体では、自律神経失調症が起こります。
車だったら、ガソリンを補給したり、修理したり、買い換えればいいんですが……
私たちの心と体を、買い換えるなんてこと、できませんね?
とはいえ、私たちの心も体も、ガラスの階段のように、壊れ物に触るように扱う必要はありません。
ストレスの量を調整できれば……
遊べば……
やがて、神経伝達物質も回復して、正常な自律神経の働きに戻っていきます。
器が一杯なのであれば、空にすればいいんです。
器が小さいのであれば、器を大きくすればいいんです。
ストレスの量が調整できないと言うのであれば、調整できるテクニックを身につければいいんです。
そのために、このブログサイトを作りました。
私だって、新人の時には、夕方になると、すべての患者さんのエネルギーを使い果たして、へとへとになりました。
毎日、毎日、終電です。
家に帰ると、本当に、風呂の入って寝るだけです。
朝、起きるのも辛かったんです。
土日だって、病棟に重症の患者さんがいれば、様子を診に行かなくてはなりません。
そこで、色々な勉強をして、ストレスと上手に付きあうためのテクニックを、少しずつ、経験の中で身につけていったのですね。
あとは、ちゃんと、大地に足を付けて生きてきましょう!
あっ、そこのあなた!
どこへ、飛んで行っちゃうんですか(笑)!
ストレスというと、悪いものの代名詞のように感じます。
でも、ストレスは、決して悪いものではありません。
私たちは、ストレスがなければ、生きていけません。
私たちは、適度の刺激があるから生きていけるのです。
私は、介護保険の二次審査委員もやってきましたし、また、訪問歯科診療などで、寝たきりのお年寄りの入れ歯なども治しています。
さて、そんなお年寄りの中には、食べる意欲もなく、何も話さず、ずっと、一日中天井を見上げている方も居ます。
何か刺激はあるのでしょうか?
アメーバは、光という刺激を受けて、光の方に進みます。
そこに、餌となるものがあるから、動き回るのですね。
適度のストレスは、私たちを活性化されてくれるのです。
でも、私たちが適応できる以上のストレスがやってきたらどうなるでしょうか?
私たちの心はいっぱいになります。
仕事だって、一日にできる量は決まっていますので、それ以上の仕事は、残業したって、家に持ち帰ったって、できるはずもありません。
歯科医師だって、口腔外科では、朝までかかるような手術だってあります。
翌日も、そのまま仕事です。
さて、こんな、禅の有名な話しがあります。
ある人が、有名なお坊さんのところに弟子入りに行きます。
と、そのお坊さんは、お茶をごちそうしてくれるのですが、お茶碗からお茶があふれても、どんどん、注いでいきます。
「もう、お茶があふれてしまっています」と、その人は訊きます。
と、お坊さんが言いました。
「あなたの心はまだ、色々な雑念でいっぱいです。いくら、大切なお釈迦様の言葉を聴いても、入る場所がありません。空にしてからまたおいで下さい。」
「レッドクリフ」でも同じシーンがありましたね。
小喬が、曹操にお茶をいれているシーンです。
「2012」にも、同じシーンがありましたね。
チベットの寺院で修行をしているニーマ - オスリク・チャウに、師が言います。
「お茶がこぼれていますよ」
「おまえの心の中だ。からっぽにしなければいけない」
さて、私たちの心はどうなんでしょうか?
もう、私たちの心の器はいっぱいじゃないでしょうね?
さあ、まず、捨ててみましょう!
さて、私たちの心には、ちゃんと、バランスがあります。
ストレスに見合うだけの、遊ぶことをしていれば、きちんと、バランスが保たれています。
赤い方の玉はストレスです。
自律神経の中の交感神経です。
緑色の玉は遊ぶことです。
リラックスすることです。
自律神経の副交感神経です。
交感神経が緊張すると、アドレナリンがでて、心臓がばくばくし、血圧が上がります。
一方で、皮膚や胃腸の血行が悪くなり、唾液も減って口が渇き、胃腸障害になります。
おしっこも近くなります。
副交感神経が働くと、心臓の動きはゆっくり蜷利、血圧も下がります。
皮膚や胃腸の決行は良くなります。
唾液もでて、消化も良くなり、まさに、リラックスした状態です。
よく、交感神経が自動車のアクセル、副交感神経がブレーキにたとえられますね。
自動車は、アクセルとブレーキが、両方、バランスよく働くことで、上手く動くのですね。
バランスが取れていると、一個のストレスに、一個のリラックスが対応します。
ちょっと、疲れたって、遊んだり、温泉につかったりすれば、解消します。
でも、バランスが崩れると、どうなるでしょうか?
遊ぶことよりも、ストレスの方がいっぱいになりました。
いつも、私たちは、こんないいわけをします。
「今度、休みができたら、遊びに行くよ!」
でも、休みができなかったらどうなるんでしょう?
ストレスはたまり続けます。
遊んで、ストレス解消することは、全然できません。
心の天秤は傾いてきます。
恋人だって、デートの予定をすっぽかしたら、かなり怒ります。
私たちの心と体も、裏切られたと感じます。
そして、いつも、いつも、約束を守らなかったら、どうなりますか?
恋人だって、愛想を尽かして去っていきます。
恋人だったら、また、出会いがあるかもしれませんね。
でも、体にそっぽを向かれたら、どうなってしまうんでしょうか?
さあ、ついに、支えきれなくなった天秤が倒れてしまいました。
いつもいつも、自分の心と体にさえ約束を守れなかったので、そっぽを向かれたのです。
車だって、アクセルだけを踏み続けていたらどうなるでしょうか?
いつかは、ガソリンが切れます。
と、動かなくなります。
私たちの体で言えば、神経の伝達物質が使い果たされて、何の気力もなくなった、まさに、鬱状態になってしまうんです。
鬱状態は、神経伝達物質を作るよりも、消費する量が多くなってしまって、脳からの命令が伝わらなくなってしまった状態です。
いつかは、エンジンオイルがなくなり、エンジンが焼き付いてきます。
神経性胃炎や、胃潰瘍や十二指長潰瘍や潰瘍性大腸炎が待っています。
アクセルとブレーキのワイヤーが伸びきってしまったら……
私たちの体では、自律神経失調症が起こります。
車だったら、ガソリンを補給したり、修理したり、買い換えればいいんですが……
私たちの心と体を、買い換えるなんてこと、できませんね?
とはいえ、私たちの心も体も、ガラスの階段のように、壊れ物に触るように扱う必要はありません。
ストレスの量を調整できれば……
遊べば……
やがて、神経伝達物質も回復して、正常な自律神経の働きに戻っていきます。
器が一杯なのであれば、空にすればいいんです。
器が小さいのであれば、器を大きくすればいいんです。
ストレスの量が調整できないと言うのであれば、調整できるテクニックを身につければいいんです。
そのために、このブログサイトを作りました。
私だって、新人の時には、夕方になると、すべての患者さんのエネルギーを使い果たして、へとへとになりました。
毎日、毎日、終電です。
家に帰ると、本当に、風呂の入って寝るだけです。
朝、起きるのも辛かったんです。
土日だって、病棟に重症の患者さんがいれば、様子を診に行かなくてはなりません。
そこで、色々な勉強をして、ストレスと上手に付きあうためのテクニックを、少しずつ、経験の中で身につけていったのですね。
あとは、ちゃんと、大地に足を付けて生きてきましょう!
あっ、そこのあなた!
どこへ、飛んで行っちゃうんですか(笑)!