心は、つるっとしているとお思いでしょうが……
時には、とげとげした攻撃的な心を持っている人も居ますね。
心に、機関銃を構えています。
セーラー服に機関銃ならいいんですが、大人になったのに、この、機関銃を手放せない人が多いのです。
と、普通のことなのに、喧嘩のようになります。
よく、新幹線で移動しますので、終電でゆっくり寝たいときもあります。
と、オバタリアンの一団が大きな声でくっちゃべっています。
私は、たまらずに「少し、小さい声でお願いします」と言いました。
と、予想外の攻撃が返ってきました。「あたしたちの声がうるさいっての?しゃべっちゃいけないっての?なによ、この人うるさいわね!まったく!」
こんなシーンもよく目にしますね。
仕事を頼まれた部下が、書類に目を通して上司に言いました。「ここのところ、もう少し改善の余地があるんじゃないでしょうか?」
と、部下が言い終わるのも待たずに、上司は興奮してまくしたてます。「君ね、そんなことを言ってる場合じゃないだろう、言われたことだけやってればいいんだよ!さっさとやりたまえ!」
……(絶句)……
さて、でも、ここは冷静に、こんな人たちの心の棘にも対応しなくてはなりません。
お友達には決してしたくはありませんが、私たち医療従事者には応召義務というのがあって、患者さんを選べないんです。
こんな、ガラスの心もあります。
ちょっと、乱暴に扱ったら、すぐに壊れてしまいそうです。
繊細な心なんでしょうか?
でも、安心して下さい。
人間て、結構、図太いんです。
綾小路きみまろさんではありませんが、「食べちゃいたいくらい可愛かった」あの子が、気が付いたら、「あんとき食べときゃ良かったと」言うことになってしまうくらいに、たくましくなってしまうんです。
こんなハートを描いてくれる人も居ました。
ハートの周りにもやがかかっています。
ハートが雲に隠れています。
ハートの周りに壁があります。
何かを守って居るんですね。
何を守って居るんでしょうか?
自尊心ですか?
見栄や虚栄ですか?
よく、「誇りを持て」と言われます。
よく、「医療従事者には威厳が必要だ」と言われます。
もやもやの正体は、壁の正体はなんなんでしょう?
養老孟司さんが、「バカの壁」という本を書いて、ベストセラーになっています。
でも、本当の意味のバカの壁を理解している人は、いったい、どれだけいるのでしょうか?
前にも、哲学入門書の「ソフィーの世界」がベストセラーになりました。
今は、ブックオフで100円で売られています。
いったい、どれくらいの人が哲学をわかったのでしょうか?
でも、この壁を取り除く。
大震災の対応や、原発の問題や、その後の国会の流れを見ていて、みんな、何かを守りたくて、壁を造り……。
自分の、殻を破ることが、そして、素直な心になる事って、そんなに難しいのかなと感じました。
またいつか、手放す、と言うテーマで、こういったことはゆっくり触れてみたいと思います。
さて、おかしなハートが続いてしまいましたが、そんなハートばかりではありません。
お日様を描いてくれた人も居ます。
お花畑を描いてくれた人も居ます。
青い空を描いてくれた人も居ます。
たくさんのハートを描いてくれた人も居ます。
うきうきしてきますね。
こんなハートを描いてくれた人は、実は、自分の心の中には、いろんな気持ちがあるんだと言うことを知っていたんですね。
これからは、そんな部分を、少しずつ分析をしていくつもりです。