第30回日本歯科医学教育学会に参加してきました。
http://www.secretariat.ne.jp/jdea30/
場所は、東京の飯田橋の日本歯科大学。
気になった講演はこんな感じ。
◎シンポジウム3 FDを科学する
伊賀 弘起 徳島大学大学院 ヘルスバイオサイエンス研究部 口腔保健教育学分野 教授
大澤 銀子 日本歯科大学附属病院 講師
川上 忠重 法政大学教育開発支援機構 FD 推進センター センター長/理工学部 教授
堤 宇一 特定非営利活動法人 人材育成マネジメント研究会 副理事長
私も、短大のFD担当です。
非常に参考になりました。
◎シンポジウム4 学生参加による歯科医学教育カリキュラム改革
中田 真吾 東京医科歯科大学歯学部附属病院 スペシャルケア外来1 レジデント
村田 真里 大阪歯科大学 第5学年
倉治 竜太郎 日本歯科大学生命歯学部 6年生
小口 莉代 日本歯科大学生命歯学部 6年生
金子 友希乃 日本歯科大学生命歯学部 6年生
武内 一広 日本歯科大学生命歯学部 6年生
なんと、演者は、学生さんと、研修医を終わったばかりのドクター。
今の歯科医学教育は、こんなにも、学生に優しくなっているのか、と感じました。
貴重な意見も。
・学生は、厳しさを求めている
でも、それは、ただ何でもかんでも厳しいのではなくて、
学問と歯科治療に対する厳しさ
・教員も、優しいだけじゃダメだと感じている
でも、フロアの教員から、核心を突く意見が。
「みんな、こんな学生だったら楽なのに」
その回答は、次のシンポジウム。
◎シンポジウム5 ゆとり教育世代への教育
倉田 朋保 千代田区立九段中等教育学校 校長
石井 実和子 東京都歯科医師会附属歯科衛生士専門学校 教務主任
河田 英司 東京歯科大学 教授/教務部長
ゆとり教育で、確かに、知識は減っている。
でも、ものの考え方などは、学んできている。
歯科大学では、TPOをわかっている。
残念ながら、歯科衛生士学校ではなかなか学生を選ぶことができない。
それでも、臨床実習で、「あんな歯科衛生士になりたい」という目標を見つけてくると、卒業していくと、ちゃんと、一人前になる。
歯科医学教育を考える先生方は、みんな、ちゃんと、未来を観ているなと思いました。
ここに来ている先生方は、大丈夫!
でも、来ていない先生が……。
今週は、うちの短大でもFDがあります。
