カービングである。
といっても、スキーではない。
私もカービングのショートスキーは持っているが、最近はボードに転向中である。
さて、カービング。
歯科業界では、歯の形に、石膏やワックスを彫り込んで、彫刻する事を言う。
歯科医師も、歯科技工士も、歯科衛生士さんも、学生時代に練習をする。
我々歯科医師も、3年生の時に、歯牙解剖学の講義/実習でたたき込まれた。
夏休みに、数十本掘った記憶がある。
歯科技工士さんはもちろん、歯を再現して作る事を商売にしていくから、徹底的に練習をする。
歯科技工士会では、カービングコンテストなるものもある。
うちの歯科技工士学科でも、カービングコンテスを毎年開催、優勝者は文化祭の開会式で表彰される。
歯科衛生士さんも、1年生の前半で、歯のスケッチやカービングの実習がある。
さて、私も、この間、TEK講習会を開いた手前、デモ用の模型を用意しなければならないと思い立った。
というか、この間作った物は、どこかにしまわれてしまった。
せっかく作った上顎の前歯は、「あら、捨てちゃったわ!」などと言われる始末。
ということで、余ったユニファスト(業界用語ですが、即時重合レジンの事です)を練って、巨大な塊を作る。
でも、小さなラバーカップで練ったので、多すぎて、うまく練れずに、だんだら模様になって、気泡も入ってしまった。
最後にシリコーンポイントで磨いたら、気泡に詰まって汚くなってしまった(泣)。
まあ、とりあえず、最後の小窩裂溝は仕上げていませんが、出来たところまで。
今日は、そろそろ帰ります。
