$山田隆文の歯医者さん日記

 http://books.rakuten.co.jp/rb/Sports-Graphic-Number-%28スポーツ・グラフィック-ナンバー%29-2011年-7/7号-%5B雑誌%5D-文藝春秋-4910268510714/item/11223101/

 今週号のナンバーは「メンタル・バイブル」です。
 アスリート達を始め、多くの著名人のメンタル面での強さを特集しています。
 彼らが、危機をどうやって乗り越えていくのか。
 非常に、参考になります。

 さて、臨地・臨床実習に行っている学生さん達が言います。
 「口腔外科の先生達って、みんな、優しい」

 当たり前です。
 だって、口腔癌など、人が生きるか死ぬかという修羅場をくぐっているからです。
 だから、ちまちました事では、怒りません。

 でも、保存や補綴や矯正や小児や……。
 学生時代には習ったはずなのに、いつの間にか、人を診ている、生命を診ている事を忘れてしまいます。

 口腔外科の眼から見ると滑稽です。
 セメント練るの失敗したっていいじゃん!
 間違った器具持ってきたから、なんで、目くじら立てる必要があんの!
 バキュームの位置が悪い?
 無影灯のあてかたが悪い?

 そのくせ、クラウンセットで、1時間も調整しまくったあげく、技工士さんを呼んで、「どうして、入らないの?」って!
 あなたの形成が悪いからですね!

 さて、政治家だって、始めは、ものすごい志で、国会議員になろうなんて思ったはず。
 でも、総理大臣がゴールですか?
 ゴールに辿り着いた瞬間に、守りに入ってしまうんですか?
 実際、総理大臣を辞めた方々のほとんどは、表に出てこなくなってしまいます。
 2000年代になってからも
・森さん
・小泉さん
・安倍さん
・福田さん
・麻生さん
・鳩山さん ……
 みんな、影が薄くなってしまうと思ったのは、私だけでしょうか?
 燃え尽きてしまったんでしょうか……。

 震災と原発問題の後でマスコミの登場するのは、私の高校の大先輩である、中曽根さんくらいかな。

 でも、ストレス溜まるんでしょうね。
 お疲れ様ですとしか言いようがありません。

 メンタル面でのタフさは、ある意味、性格的なものもあると思います。
 でも、トレーニングによっても開発できると思います。
 多くの、アスリート達は、それを、乗り越えてきました。

 手術から復活して、見事準優勝に輝いた、テニスのシャラポワ選手。
 凍傷で足の指が無くなっても、山に登り続ける登山家。
 などなど。

 ファイト一~~~~~発!
 ですね。