$山田隆文の歯医者さん日記

 http://books.rakuten.co.jp/rb/JIN(第20巻)-仁-村上もとか-9784088598710/item/6946993/

 スーパージャンプで連載されていた村上もとか氏のマンガである。
 第一話から読んでいた。
 同じ作者では、龍-RON-もお気に入りである。
 他にも、スーパージャンプには、
・王様の仕立て屋~サルト・フィニート~(大河原遁)
・江戸前鮨職人きららの仕事(原作:早川光、漫画:橋本孤蔵)
・ゼロ THE MAN OF THE CREATION
・ナースステーション (原作:高山よしのり、漫画:田中つかさ)
・バーテンダー(原作:城アラキ、作画:長友健篩
・緋が走る(原作:ジョー指月、漫画:あおきてつお)
・銀のアンカー(三田紀房、関達也)
などなど、結構、好きなマンガがあるので、購入している。
 もっとも、始めはけっこう健全な雑誌だったのだが、ここのところ、
・おしとね天繕(山口譲司)
・DESIRE(小谷憲一)
・温泉へゆこう!(中西やすひろ)
などなど、ちょっとエッチ目のマンガも増えてきたので、学校には持ち込まないで、電車の網棚に消えていく(って、最近はいけないので……)。

 
$山田隆文の歯医者さん日記


 舞台はお茶の水。
 大学に6年間、大学院に4年、さらに医局員を含めると、20年近くは通った場所だ。
 モデルは、写真の奥に見える順天堂大学である。

 さて、物語は、主人公の外科医である南方仁が、タイムスリップして幕末の江戸時代に行く。
 そこで、坂本龍馬始め、幕末の偉人達と繰り広げるロマンである。
 SFではないので、タイムスリップの理論とか原理とかパラドクスには触れない。
 一応、テレビ版では、写真が消えたりという、タイムパラドクスもきちんと考えている。
 もっとも、ドラえもんはどう考えたって、過去をいじりすぎな気もするけど、それは、ご愛敬と言うことで。
 さて、このドラマ、結構、医学知識の宝庫である。
 なので、講義の時にも、引用をさせていただいている。

・微生物学では、ペニシリンの作り方
・麻酔学では、開放麻酔や、華岡青州の通仙散。
・癌では、リンパ節の転移や郭清
・外科手術では、滅菌などの清潔観念やドレナージ
・唾液腺腫瘍関係では、ワルチン腫瘍から多形性腺腫
などなど。
 楽しませていただいております。

 残念ながら、マンガは20巻で終わってしまいました。
 最後に、タイムパラドクスの伏線を全部回収します。
 テレビ版で、どのように解決するのか、楽しみなところです。