船堀のタワーホール船堀で、第65回日本口腔科学会学術集会が開催されいています。
主管が東京の医局なので、てんやわんや!
特別講演は、ズームイン朝でおなじみの橋本五郎氏。
読売新聞東京本社読売新聞特別編集員。
非常に面白いお話を聞いてきました。
当初のテーマは、「政治と医療」を考える。
だったんですが、東北大震災が起こったと言うことで、「災害時におけるトップの役割と資質について」に急遽変更。
こういった大トラブルの際のトップマネジメントの大切さを、これまで、読売新聞の政治記者として数々の総理大臣などを取材してきた経緯をお話ししてくれました。
・田中角栄氏
日本列島改造論を立ち上げました。
地方活性化のために全国の高速道路網を整備しようとしたけど、逆に、大都市に人や物が集中してしまった。
・大平正芳氏
田園都市構想考え方けど、在任中に亡くなれてしまいました。
・中曽根康弘氏
私の高校の大先輩です。
入学式や卒業式には、いつも、ご挨拶に来てくれました。
現在は、93歳とのこと。
まだ、矍鑠として言います。
在任中は、アメリカのレーガン大統領やイギリスのサッチャー首相と、世界の中の日本のあり方を考えました。
もし、彼らが今の首相なら、すべてをなげうって、陣頭指揮をしたことでしょう。
さて、リーダシップの問題点。
誰が責任を取るかです。
こんなことがあったそうです。
・自衛隊が被災地に向かった
と、高速道路の入り口で高速道路台を請求された。
任務の途中でお金なんて持っていない。
仕方なく、一般道に降りて被災地に向かったそうです。
・神戸大震災の火災の消火
消防車が消火したくても水がない。
化学消化剤を使おうと思ったら、警察が許可しなかった。
海水を使おうとしたら、電線がさびるので、使えないのだそうだ。
琵琶湖の水を使おうと思ったら、20以上もある琵琶湖の漁業関係者すべての許可が必要。
結局、消火できなかった。
いかがでしょう。
今回の首相官邸の動揺ぶり。
騒いでいるだけで、何も進まない。
関東大震災のあと、後藤新平は1日で復興計画を立案した。
今回は、第一案は6月下旬だそうだ。
まあ、被災地に、芸能人の姿は見えても、政治家の姿が全く見えない。
今日、被災地入りした菅さん。
「なんで、もっと早く来ないのか!」と文句を言われた。
小沢一郎さんなんて、岩手が地元!
震災当日から、私財を投げ打って復興に尽力すれば、次の総理大臣にだってなれただろうに。
政治家の皆さん、どこに行ってしまったんですか?
菅さんと枝野さんと、数人の閣僚の姿しか見えませんね。
自民党だって、管降ろしをしている暇があるのでしょうか?
まだ、政党人ですか?
日本人になれないんでしょうか……。
さて、橋本氏。
最後に、最愛のお母様の言葉を残して講演をまとめました。
・全力で生きろ
・謙虚になれ
人のことを批判するときには、自分が批判される身になって、批判された人が「そうだ!」と思わなければ、本当の批判ではない
・どんな人でも嫌いになるな
どこかに、かならず優れた点を見つけ出せ!
現在は、東北大震災の復興委員にもなっているそうです。
ぜひ、素晴らしい復興計画の立案に関わっていただけるものと思います。