1ベクレルは、0.022マイクロシーベルト。
 人が一年間に浴びる放射線2.4ミリシーベルト(2400マイクロシーベルト)になるためには、109091ベクレル。

 と、紹介した。
 これは、ヨウ素の話。

 水蒸気爆発で飛び散った放射性物質が、大気中に拡散した。
 それが、雨で地表に落ちた。
 これが、しみこんだので、土壌や水から見つかった。
 それが、海に流れ込む。
 それを表面に付着させたり、吸収した野菜から見つかる。
 それを食べた牛の牛乳から見つかる。

 今、ニュースで、福島第一原発から40キロ離れた地点で、土壌から多量のセシウムの137が発見されたと報道をしている。

 もう一度、放射線量を計算してみよう。
 セシウム137ではこうなる。

 1ベクレルは0.013マイクロシーベルト。
 土壌から検出された163000ベクレルは、2119マイクロシーベルト(2.199ミリシーベルト)になる。
 この値は、食べた分が徐々に減っていって、一生分として計算している。
 まあ、そのまま土そのものを口に入れるわけではないから、枝野官房長官の言葉を借りれば、確かに、「ただちに」は問題はない。

 やがて、汚染物質は、雨でどんどん流れ去り、川から海に至る。
 半減期(放射線量が半分になる期間)が問題になるが、それは、ずーっと、放射性物質をそこに止めていた場合。
 どんどん、雨で自然に洗浄されていくから、減るスピードはずーっと速いはず。

 問題は、安全な量に減るまで、待つ。
 それしかない。



 換算の参考となるホームページである。

◎http://oo.spokon.net/jun/tani-housya.html

◎http://www.pref.niigata.lg.jp/houshasen/1223920896359.html

◎http://testpage.jp/m/tool/bq_sv.php?guid=ON

◎http://memorva.jp/school/safety/radiation_bq_sv.php

◎http://www.kankyo-hoshano.go.jp/01/0101flash/01010521.html
 http://www.kankyo-hoshano.go.jp/kl_db/servlet/com_s_index