$山田隆文の歯医者さん日記

 観測史上最大の地震で、多くの人が被災し、被災地のみならず、被害の少なかった東京も計画停電をしたりして、影響が出ている。
 新潟も、コンビニから食パンが消え、おにぎりやお弁当の数も激減している。
 被災した地域だけの問題だけではなくて、日本全体の問題なのだなと、再認識される。
 同級生が仙台市内に住んでいるし、壊滅した気仙沼市の隣の遠野市には先輩の家族が住んでいる。
 連絡はまだ取れていないから、安否も不明である。
 電話もできないし、交通機関も麻痺しているので、宅急便関係はすべてストップしているから、物資を送ることもできない。
 私自身も、計画停電でトラぶっている東京のマンションが気になるところだが、飛んで帰るわけにも行かない。
 この週末は東京へ戻らなければならないし、来週も、東京で会議がある。

 さて、今回のことで、日本人のすばらしさを実感した。

 各国はこのように報道している。

「11日、環球時報は記事「マグニチュードは日本 観測史上最大=日本人の冷静な対応が世界に 与えた印象」を掲載した。未曾有の大災害にも 冷静に対応した日本人の対応が驚きを呼んで いる。
 …… (略)
 また一般の日本人も理性的な対応を見せている。
 …… (略)
 パニックになりかねない大災害の中で、日本人が見せた冷静な対応は驚きをもた らした。(翻訳・編集/KT)」
 Yahooニュースより転載(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110313-00000002-rcdc-cn)

 毎日新聞 3月13日(日)17時59分配信
【北米総局】東日本大震災を受け、米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は12日、「不屈の日本」と題する社説を掲載した。
 …… (略)
 クリストフ氏は、阪神大震災時の取材で、崩壊した商店街で略奪がほとんどなかったことや、支援物資の奪い合いが生じな かった事例を紹介。「我慢」という日本語を引き合いに「日本人の忍耐力や冷静さ、秩序は実に高潔だった」と説明し、「今後、 それらが示されるだろう」と期待を寄せた。 」
 Yahooニュースより転載(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110313-00000037-mai-soci)

 ここ、世界各地で起こっている革命や、戦争や地震を見ている。
 でも、解放されたはずのイラクやアフガニスタンでも、戦争終結後も、武力による抗争が続く。
 地震などの後でも、食料の奪い合いや、店が襲撃される光景が、報道される。
 中国の万博でも、入場券の奪い合いなどが報道された。
 でも、日本では、被災した人々が助け合い、帰宅難民も、整然とタクシーやバスの列に並ぶ。
 不思議な日本人である。
 日本人というのは、素晴らしい民族である。
 そう感じた。

 関東大震災も、第二次世界大戦も、いくつもの苦難を乗り越えてきた日本人である。
 一刻も早い復活に、少しでも役立てればと思う。