$山田隆文の歯医者さん日記

 PHPの人材開発プログラム説明会に行ってきました。
 (http://www.php.co.jp/seminar/?PHPSESSID=he9gg4ksvqahmor404qae03c91)
 「部下を「うつ」にしない職場の作り方」
 ~メンタルヘルスの最新動向と企業の対応を考える~
 講師は
・産業衛生支援研究所の渡邊雅子さん
・弁護士の兼川真紀さん
 産業衛生にかかわる看護師の立場で、そして、雇用側と従業員のそれぞれを守るための法的な立場で、講演を聴いてきました。

 感じたことは、学校だけでなく、多くの企業も「うつ」などのメンタルヘルス、あるいは、ストレスマネージメントに悩んでいるのだと言うこと。
 そして、その対応にはみんな悩んでいるんだと言うこと。

 でも、人はストレスに弱くなったのだろうか?
 あるいは、高度成長時代には、覆い隠されて見えなかっただけなのだろうか?

 前に、オリンピックなどの選手のメンタルの問題を書いた。
 日本人は負けることを怖がり、欧米選手は、成功したイメージをしながら競技に臨む。

 ここ数年、急激に学生のメンタルな面も弱くなった。
 私たちは、子供の頃から、いろいろなものにぶつかり、起き上がり、一つずつ克服してきた。
 そんな階段を上っていないのである。
 「やかんは熱いから触っちゃダメよ!」
 そんな風に育ってきた。
 でも、やかんが熱いことは、自分で触って、軽いやけどをしてみなければ学習しない。
 だから、やってみる前に、尻込みする。
 予期不安である。
 体は萎縮する。
 心臓もどきどきする。
 ストレスを感じる。
 だからやらない。
 学習もしないから、先に進めない。

 新潟出身の海軍司令長官の山本五十六氏。
 こんなことを言った。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かない」

 さてさて、私が、学生達のお手本になれるかどうか。

 そして、修行は続く……。

 かな?