これは、スノーボード中に私の足。
プリンスのゲレンデの正面に見える雪の浅間山。
さて、二日目(昨日)は、星野温泉の日帰り温泉、トンボの湯に来ている。
http://www.hoshino-area.jp/tonbo/
ここは、昔は、星野温泉ホテルと言った。
入り口の看板の、ホテルの字が消されているのが、ちょっといたたましい。
トンボの湯の奥に、木造の趣のある旅館があって、背の立たないような大きなお風呂が好きだった。
夕食で出される焼き肉(ジンギスカン風)が結構好きで、軽井沢プリンスホテルのスキー場へ行くときに何度か泊まったこともある。
しかし、長野新幹線が開通する。
軽井沢からこちら側は第三セクターのローカル線となった。
と言うことは、東京からの直通はない。
軽井沢駅前も、昔賑わった軽井沢銀座はすっかり寂れいてしまった。
木立の中を散歩して、万平ホテルのテラスでお茶をするのが結構好きだった。
でも、プリンスホテル。
始めは数本しかなかったリフト(しかも一人乗りがあった!)も、今では11本。
ゴルフ場だったところが徐々にアウトレットになる。
軽井沢南口なんて無かったから、旧軽井沢側からぐるっと回らなければスキー場には行けなかった。
今では、賑わっているのはアウトレット側の南口である。
だから、星野温泉ホテルにも、なかなか足が向かなくなってしまった。
そこで、代が代わる。
http://books.rakuten.co.jp/rb/旅館再生-老舗復活にかける人々の物語-桐山秀樹-9784047101401/item/5735887/
詳細は、この本に詳しい。
今では、いくつもの旅館やホテルの建て直しを依頼されて、テレビなどのドキュメンタリーにも出演している。
中にいると見えないことを、商社の息子が帰ってきた。
と、客観的に見ることができるので、いいところも悪いところも判断できる。
そして、大改革に取りかかったのである。
そして、一度は泊まってみたいと思うような、それぞれの部屋ごとに別々のコンセプトのある旅館ができあがった。
ただし、超高級!
星のやさん(http://www.hoshinoya.com/)の宿泊代は、六本木のリッツカールトンや日比谷のペニンシュラホテルよりも高い。
京都にも、星のや京都ができたそうだ。
いつか泊まってみよう。
さて、私たちも、いつも、同じ歯科医院の中にいると、マンネリ化して、見えるものも見えなくなってしまう。
ときどき、お友達の家に遊びに行ったりすると、「えっ、それが普通なの?」というおかしな習慣に驚かされたりすることもある。
地域が違えばもっと違う。
秘密の県民SHOWをみなさん、楽しく見ていると思う。
でも、それって、笑い事?
私たちは、気がつかないうちに、おかしな習慣を作り出しているかもしれない。
たとえば、新患が来たときに、こう言われた。
「まったく、ニューの患者さんです」
もちろん、私には理解できなかった。
再来の初診扱いの患者さんと区別するためにできあがった造語らしい。
でも、仲間うちでは理解できても、他の人には理解できない。
自分では、そうすることが当たり前と思っていても、患者さんの目から見ると、おかしなことになっているかもしれない。
露天風呂から、青い空を見上げながら、そんなことを考えていた。
さて、軽井沢駅前に戻る。
いつも、最後の仕上げは、ミカドコーヒーのカフェモカアイスクリームだ。