$山田隆文の歯医者さん日記

 http://books.rakuten.co.jp/rb/ザ・シークレット-ロンダ・バーン-9784047915572/item/4727113/

 なんて、本がありますね。
 別に、難しいことは書いてありません。
 ただ、こう書いてあるだけです。
 「自分の現実は、自分で造っている」
 まったくもって、当たり前のことです。
 それを、色々な人が、色々なシチュエーションから説明をしています。
 ず~~~~~~~~~っと、昔から言われてきたことです。
 それを、現代風にわかりやすくアレンジをしただけです。

 これを、実際に適応すると、NLP(神経言語プログラミング:Neuro-Linguistic Programmin)なんてテクニックになります。
 もう、20年以上前に日本にも紹介されて、私も、すでにその時に少し学んでいます。

 前に、オリンピックの話を書きました。
 日本人は、試合の時に、いつも、「失敗したらどうしよう」というイメージで望むことが多いんです。
 ですから、練習の時にはうまかったりするんですが、本番になると弱かったりします。
 失敗のイメージが、神経から筋肉に伝わって、萎縮をしてしまいます。
 一方、欧米の選手は、本番に強い選手が多いです。
 失敗をしても、大げさに悔しがって、それを、次につなげていきます。
 これは、「成功する」イメージをインプットして試合に臨むからです。
 成功するイメージが、神経から筋肉に伝わり、のびのびとできるからです。

 連携教育セミナーで、こんなお話をしました。
 「見方を変える」です。

 これは何に見えますか?

$山田隆文の歯医者さん日記


 今度は、これは?

山田隆文の歯医者さん日記


 斜めから見ると、こうです。

山田隆文の歯医者さん日記


 正面から見ると、こうです。

山田隆文の歯医者さん日記


 もう、わかりましたね。
 同じもので、見方を変えると、色々なものに見えるんです。
 
 ですから、「自分の見方が一番正しいんだ!」というのは、間違いですね。
 同じ、オリンピックの競技も、競技そのものは、中立で、何の感情も含まれていません。
 そこに、失敗すると<怖い>という感情や、成功したら<嬉しい>という感情が入り込むことによって、まったく、違ったものになってしまうんですね。
 面白いでしょう?
 そして、競技が終わって、その現実を創り出したのは、いったい、誰でしょうか?
 自分自身に、他なりませんね?



 もう一つ、例題です。
 禅の世界では古典的な比喩です。
 解けますか?

 今度は?
 目の見えない3人の人が、ある動物に触れました。
 一人は、蛇のような動物だと言いました。
 一人は、壁のような動物だと言いました。
 もう一人は、柱のような動物だと言いました。
 さあ、なんでしょうか?

山田隆文の歯医者さん日記


 答えは、一番下に書いておきます。


 さて、問題は、何度も書いていますが、見えるか見えないかです。
 それを、選ぶのは、その人にしかできません。
 無理矢理見せることもできません。
 どうしたものかってところですね……。


 いくつかの例を書きます。
 一応、歯科医師ですので、健康の話題を。
 これも、良く例えに出されます。
 健康と病気の概念です。
 指に棘が刺さっただけでも、大騒ぎをする人がいます。
 一方で、手足の一本や二本折っても、けろっとしている人がいます。
 同じ、病気という概念でも、こんなに差があります。

 バブル崩壊はどうでしょうか?
 土地バブルが崩壊し、株価が大暴落をしました。
 株をたくさん持っていた人には、地獄が待っています。
 でも、別に、株を持っていない人には、地獄ではありません。
 (もちろん、会社の倒産などで被害を被った人はありましたが……)
 同じ、土地や株でも、価値観が違えば、全く違った現実が待っていますね。

 円高です。
 日本から見れば、円高は輸出に不利です。
 一方、ドル安のアメリカから見れば、輸出に有利に働きます。
 というのが、一つの見方です。
 では、輸入という目で見れば?
 円高のおかげで、日本では、最近発売されたMacBook Airも安く手に入りました。
 物事には、色々な面があるのですね。

 人生も同じ。
 <恐怖>から人生を歩んでいると、そこには、<恐怖>が引き寄せられてきます。
 <喜び>から人生を歩んでいる人には、もちろん、<喜び>が引き寄せられてきます。

 前に紹介した、メリル・ストリープスの出演した「あなたの死後にご用心」と同じです。

 そんなお話も、日本国際歯科大会では触れてみました。

 患者さんを、いい気持ちにさせれば、モチベーションも上がります。
 でも、患者さんに<恐怖>を与えてしまったら?
 歯科界も、変化ですね!



















 最後に答えを。

$山田隆文の歯医者さん日記