さあ、ここはどこでしょうか?
目を水平にすると、ものすごい人でごったがえしているんですが、見方を変えてみました。
中央の小さな屋根が、陽明門です。
みんな、建物ばっかり見ているので、見上げてみました(笑)。
もちろん、有名どころもちゃんと撮ってきました。
屋舎の入り口を守っている、ねむりねこですね。
神厩舎には、「見ざる、言わざる、聞かざる」がいます。
他にも、たくさんのお猿さんもいるのですが、他のところは、あまり人だかりもありません。
個人的には、座禅風のこちらの方がお好みですが……。
「見ざる、言わざる、聞かざる」って、まるで、変化をしたくないから、知らんぷりを決め込んでいるように見えてしまうのは、私だけでしょうか(大笑)?
ちなみに、本来の意味は、漢語の「不見、不聞、不言」を訳した天台宗の教えという説もありますが、「幼少期には悪事を見ない、言わない、聞かない方がいいという教え」(http://ja.wikipedia.org/wiki/日光東照宮)だそうな。
これを、ここに配置したのにも、いろいろな意味があるのでしょう。
でも、本当の意味を、知っているのは、天海僧正だけなんでしょうかね?
ちなみに、ここは、徳川家康の眠る廟です。
霧にかすんで、いい感じでした。
そして、これも天海僧正の秘密の配置です。
入り口から、奥の宮へ至る道は、複雑に曲がっています。
それは、北斗七星の形に配置をしたのだからだとか!
隣には、二荒山神社があります。
大己貴命、田心姫命、味耜高彦根命を祀ります。
大己貴命(おほなむちのみこと)は、大国主命です。
田心姫命(たごりひめ)は、沖津宮。
宗像三女神の一人ですが、なぜ、一人だけを祀ったのか?
それは、三人目の神さまでわかります。
味耜高彦根命は、アヂスキタカヒコネと読むのだそうです。
この神さまは、大国主命と沖津宮の子供です。
さてさて、いつの頃からか、ここは、縁結びの神さまになりました。
ということで、絵馬にもピンクのハートが!
奥の神苑には、二荒霊泉とご神木が。
そこには、縁結びの社が!
女の子がお参りするのはわかるんですけど、男の子がひとりで熱心に祈ってました(笑っていいものか判断は難しいですが……)。
さて、ここでも、たくさんのネタがありました。
華厳の滝の周辺にも、日光の東照宮の周辺にも、たくさんのお店があります。
観光バスがいっぱい停まって、お客さんであふれているお店があります。
一方で、お店が開いているんだか、開いていないんだか、よくわからない。
もちろん、お客さんもいない。
一応、入ってみると、「いらっしゃい」とはいうものの、従業員のおばさん3人は、テーブルに座ったままお茶をしていました(笑、それとも、泣?)。
お土産は並んでいるのが見えるので、お土産屋さんには違いないんだけど、電気もついていないお店も。
いろいろなものが見えてきました。
・立地条件
幹線道路の、どちら側にあるのか?
人の流れを考えているかどうか?
・お店の構造
入り口の位置
・スタッフの対応
これは、大きいですね
華厳の滝の入り口でテントで営業する京焼栗のお店。
すばらしい、パフォーマンスで人を引きつけていました。
一方、駐車場の近くのお土産屋さん。
まったく、やる気なさそうです。
・マーケティング
どこの原産だかわからないものを売っている
別に、他の観光地でも、東京でも買えるじゃん!
・コラボレーション
観光会社(観光バスを運営するところ)と、提携できるかどうか!
お土産屋さんの店先に観光バスを停めてあげて、お客さんが東照宮を
参拝した後で、バスに帰ってくるので、必ずお土産屋さんに立ち寄る。
歯医者さんにも、もちろん、言えますね。
どこかの報道で、儲かっている上向きの歯医者さんは2割、とんとんが1割、下降中は7割と聞いたことがあります。
観光地のお土産屋さんを見ていて、まったく、同じ気持ちになりました。
歯医者さん、歯医者さん一人で歯科医院をやっていけないんですよ!
歯科衛生士さん、歯科技工士さん、歯科助手さん、事務の方、出入りしている業者さん、町内のご近所さんなどなどなど。
チーム医療って、確かに、習っていませんからね。