台風14号が、東京に向けて接近中です。
 東京ディスニーシーに行っているという卒業生から長そのメールも来ましたが……。
 流石に、デートの邪魔はできないと!
 今日は、仕事がないので、雨音を聞きながらのんびりしています。
 でも、台風が接近中なのは、関東地方だけではありません。

 大学だって、厳しい時代を迎えています。
 私の仕事をしている短期大学。
 平成9年には500校を超える短期大学がありました。
 それは、現在は、100校以上減っています。
 こんな本もあります。

 
$山田隆文の歯医者さん日記

 http://books.rakuten.co.jp/rb/大学破綻-合併、身売り、倒産の内幕-諸星裕-9784047102606/item/6743231/
 桜美林大学の大学院にある大学アドミニストレーション研究科の先生です。
 http://www.obirin.ac.jp/graduateschool/300/312b.html
 数年前に、高橋真義先生のお話を聞いたことがあります。
 非常に面白かったです。
 ここは、大学のありかたを研究する大学院です。

 前述の、全国私立短期大学協会の会議でも、やはり、話題の一番目は、どうやって短期大学を維持していくかです。
 今、大学は全入時代を迎えています。
 昔は、一部の勉強したいエリートが大学に行きました。
 徐々に門戸が広がり、今では、高校を卒業すると、半分以上の学生は大学や短期大学へ進学します。
 専門学校を入れれば、80%でしょうか。
 それにあわせて、大学の数も増えました。
 「大学の入学定員<受験生」だったのが、今や、「大学の入学定員>受験生」なんです!
 大学は、入学試験で、選べなくなりました。
 と、学力の低下した学生さんもやってきます。
 昔は、ただ、難しい講義をやっていれば良かったんです。
 だって、ハングリーな学生さんは、必死で自分で調べて追いつこうとしました。

 ちょっと前に、こんな映画がありました。
 「キューティブロンド」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/キューティ・ブロンド
 http://books.rakuten.co.jp/rb/キューティ・ブロンド<特別編>-リース・ウィザースプーン-4988142792228/item/6451214/
 主人公は、ブロンドのいけいけねえちゃんです。
 ところが、彼氏に馬鹿にされて、馬鹿な女とはつきあわないと、彼は、ハーバードへ。
 一年奮起した主人公のエル・ウッズ、ハーバードまで追いかけていきます。
 そして、彼氏に追いつくために必死で猛勉強。
 おちは、こうです。
 最後に、エル・ウッズの方ができる女になってしまって、彼氏を振っちゃう!
 ってくらい、努力が実を結べばいいんですが……。

 でも、今は……。
 まさに、ゆとり教育世代が大学生です。
 ステーキを用意して、切って、ソースをかけて、ナイフとフォークを用意して、口元まで運んでも、「いらない」と言われてしまうんです。
 予習・復習を期待するなんて、まさに、夢のまた夢です。

 講演は、こう言っていました。
「今は、学生をケアする時代です」

 をいをい、ですね。